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元慶應仮面二浪による京大受験で使った参考書紹介【物理編】

元仮面二浪です。今回は物理で使った参考書を紹介する。予備校や塾に一切行かずに2023年度京大物理で85/100を取ることができたので、独学erは特に参考になるかと思う。微積物理と公式物理でどちらがいいかについて意見が分かれているが、小生は両方支持している。普段は公式を用いて問題を解くが、微積分の考えを使えば時短できる時は使うスタンスである。
まずは基礎固め向けに「物理のエッセンス」を紹介する。この参考書はネットで叩かれることが多く、人によって相性が分かれると思うが小生的にはオススメである。公式の使い方に慣れるのに本書はとても良いと思う。問題が細かく分けられているので、楽に周回できる。小生は初学では高校配布の教材と併用し、浪人時には基礎を固めるために何周かした。

 次に「名問の森物理」について紹介する。本書はやや難しめで、基礎がある程度固まってからやり始めるのが良いだろう。合否を分けるレベルの良問が多く、基礎定着の確認もできるので、とてもオススメである。この参考書をやっておけば、京大の過去問をやり始めることができるだろう。

「体系物理」も良い。短い問題が網羅的に乗っているので、問題の知識量を増やすことができる。知っている問題があれば、その分時短することができる。解説が分かりにくいことがたまにあるが、他の参考書と併用したり、解説の所に書き込んでいくなどするのが良いだろう。

次に、応用的な参考書を紹介する。微積分を用いた考え方を身に着けたいなら、よく言われるように「新物理入門」が良い。最初から読み始めて最後まで終わらせるのはめちゃくちゃキツいので、これを読み物として分からない所は流して気楽に進めたり、問題演習で疑問になった時に辞書的に参照したりするのも良いと思う。また、これと同じシリーズの「新物理入門 問題演習」を使って問題を解きつつ本書の理解に努めても良いだろう。

そして、小生がオススメしたい発展的な内容の物理参考書が「理論物理への道標」である。理論編と問題編に分かれており、微積分の考え方を問題を解いて理解して定着させることができるのが強みである。本書は大学物理の内容にも踏み込んでいたりするので、物理が好きな人や得点源にしたい人に強くオススメである。問題は非常に手強いが、このレベルの問題に慣れておけば京大物理でもアドバンテージが取れるだろう。

また、京大物理を対策するにあたって過去問を解くのは非常に重要であり、早目に着手するべきことである。京大物理は問題文が長く特殊なので、過去問を解いて慣れることが大事だと思う。余裕があれば京大模試過去問や東大物理過去問を解いてウエイトトレーニングするのもオススメである。


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