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陸の王者は箱根路218kmの夢を見るか?

こんにちは、田島です。
朝晩はかなり冷えますが、日中は暑くて暑くて大変ですな。暑がりで寒がりな僕は、毎日走る時も学校へ行く時も何を着て行くかで非常に迷います。

さて、クビにならなかったのでこれからもう1年、長距離ブロック長を務めさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
2年目の正直です。


今年は勝負の年でした。 3枠増えた本戦出場権、塾高甲子園優勝から日本選手権リレー優勝と続いてきた慶應義塾の神風、そしてなんと言っても揃えて磨き上げた過去一番の戦力。

しかし結果は予選敗退。しかもこんだけやりきっての22位。

これによって見えた僕らの前に立ちはだかる壁のデカさはえげつないものでした。 自ら発した「甘くねぇな」が何度も何度も頭の中に響きわたっています。

でも諦めようとは思いませんでした。
悔しくて悔しくて、いろんな感情がぶつかり合う中で、最後に残ったのは「次こそは此処で若き血を熱唱」と「箱根をみんなと駆け抜けたい」の二つ、非常に前向きな想いでした。


なんでそう思えたのか。
それは単に仲間に恵まれたからだと思います。

正直、これまでの1年間は常に波乱でした。
チームの中枢に立ってから、キャパったことは数え切れず。
完全に病みかけたり、体に異常が生じたり、生きて行く上で競技がガン細胞としての働きを全うしてくれていました。

そのうちの一回は特にやばく、本気で人生を終わらせに行く勢いでした。
そんな時、僕にはバチコリ叱ってくれた人、ずっと黙って見守ってくれた人、話をゆっくり聞いてくれた人がいました。本当に恵まれてると今でも思います。

彼ら彼女らがいなければ間違いなく今日僕は此処にはいません。
だから、その日から僕はチームのために走ろうと決めました。
弱音は吐かないと決めました。
箱根に行くんだと決めました。

今回の敗北はかなり絶望的なものです。
でも、僕には恩を返すべき仲間がいます。
スポ推がない、留学生がいないなど関係ないことです。
全てはチームのため、競技全振りの一年を満喫する所存です。


僕にはブロック長と並ぶもう一つの肩書きがあります。 ”駅伝主将”です。
文字通り、駅伝チームを率いる主将のことです。

なのに僕は大学に入って一度しか襷を繋いだことがありません。 しかもそれは白地に赤で「関東学生連合」と書かれた襷。 三色旗を描かれた慶應義塾の襷をかけたことは一度もありません。 駅伝をするためにここに来たのに、このまま終わってしまうのでしょうか。 いや、終われるわけないでしょうが。

県高校駅伝での後輩たちの活躍を見て、全日本大学駅伝でかつて競い合っていた選手たちの活躍を見て僕のフラストレーションは最高潮です。
大きな期待を胸に入学してきた僕らもいよいよラストイヤー、もう本当に言い訳なんて考えてる暇はありません。 死ぬ気で結果出すしかないんです。駅伝走るしかないんです。駅伝チームになるしかないんです。

実は予選会前に夢を見ました。 日本人トップってのではなく、別のやつ。
これは正夢だ、絶対実現するやつだ!と思って本当に誰にも話してませんでした。あれだけときめく想いを抑えて秘密にしておいたのですが、それは叶うことなく儚く散っていきました。

でもあの夢はきっと今年の景色じゃなかったんだろうと思っています。 来年の景色を前乗りして見てたんだと。
なのでこの話はまた来年のこの時期に更新する歓喜のブログとっておきます。


非常に浅く偏差値低めですが、今回はこれから1年間躓きかけた時に見返せるよう、自分用にFor what?的な内容を書きました。


「奇跡は起こすもの」

予選会前に投擲の倉田ちゃんに言われました。
痺れました、その通りです。

予選会まであと341日、勝負はもう始まっています。
この限られた借りものの時間の中で、しっかり奇跡を手繰り寄せてこう。




んじゃ、橘谷(最近やっとこの変換をユーザー辞書に登録しました)くんヨロピコ。
いい加減ロキ シーズン2見るね。

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