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ご無沙汰しています、田口くんから襷を受け取りました田島です。

今年もお陰様で無事誕生日を迎えることができました。しかも今回は「山奥」「嗜好品禁止」というオプションも付いてました。20歳です。父ちゃん母ちゃん、ありがとう。全て終わったらハタチ組と共にアルコールの免疫も少しずつつけていきたいものです。

さて、ここ数日 神奈川は朝晩も涼しく少しずつ過ごしやすくなってきましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。僕たちはというと一所懸命に走りまくっています。予選会まで残すところ30日を優に切った今です、まぁ走り抜くしかないでしょう。

恐らく今回が僕の予選会前 最後の一筆になると思うので、自分へ喝を入れていきたいと思います。お付き合い願います。

永遠なのか 本当か

昨年の予選会、僕たちは涙を飲みました。溺れるほどに。
「この悔しさは来年まで絶対に忘れない」そう誓って早一年、僕は何を覚えているのでしょうか。

5kmを9位で通過し、その後15位、19位とズルズル順位を落としていったチームの無力さ。一番団結すべき中間で分解されていった集団走。どんなにもがいてもラスト刺しきれなかった他大のあの背中。それでも諦めず最後まで情報をまっすぐに送り続けてくれたサポートの表情。

当時の中継やリザルトを目にするとそういった記憶が沢山蘇ってきます。ゴール後にテントで流したあの悔し涙は今までで一番苦かったです。

「ほら、褪せてるじゃないか」と自分に怒るつもりで書き出したら思いの外しっかり覚えちゃってました。勝ち切ってきた数多の試合よりも鮮明です。でもどれをとっても辛い場面ばかりですね。何一つ忘れちゃならんのは重々承知ですが、正直思い出したくないものです。

やはりこの敗北は僕の中でもかなり大きなものだったようで。
さて、これが今年はどうなるのか。残す日々にかかっています。

心のずっと奥の方

「学連おめでとう」

走り終わるやいなや すぐにチームのみんなから言われました。
個人順位は47位、例年の流れからいくと選出されるであろう順位だったのでそう判断するのも自然なこと。そしておめでとうと言うその気持ちも他意なく自然なものだったのかもしれません。

でも、この言葉ほど嬉しくなかったものはありませんでした。
僕はあのチームで箱根に行きたかったから。その「おめでとう」はまだ結果発表もされてないのに自らの敗北を全面的に肯定されているような気がしたから。

最後まで諦めんなよ、少しでも残るのなら自分達の可能性を信じきれよ、と虚しさの中にひとつまみの怒りが生じ、再び真っ黒な虚しさへと溶けていきました。

「まぁ1回は学連を経験してから、チーム出場かなぁ」と冗談では言っていたものの、実際そうなるとこんなにも寂しいものなんだな、と知りました。


その代のチームはその一年しか存在しません。我々が日々励むエデュケーションスポーツの特徴のひとつである「時間による制限」。中学・高校であれば3年間、大学であれば大方が4年間という限られた期間の中で目標に向けて戦います。ということは一年が経てば二度と同じメンバーでチームを構成することはできないのです。当たり前だけど大事な問題だと思います。

僕は長く苦しい夏を共に駆けてきた皆んなで箱根を目指していました。
まだ〜年残っているからという言葉に逃げたくはありませんでした。

だからこそ、その言葉を聞くのがなんだか物凄く悔しかった。

似たことを繰り返しましたが、その気持ちは今年も同じです。
偉大なる105代が率いる慶應長距離というチームで、予選会走りたいですね。

情熱の真っ赤な薔薇を

ここから1ヶ月弱で信じられないほどのスピードがつくことはありません。ここから1ヶ月弱でとんでもなく強靭なスタミナがつくこともありません。その時期は合宿と共に終わりました。これからは一年かけて地道に身に付けてきたものを10月15日に外すことなく確実に発揮する力をつける時間です。

今シーズン、僕はそんなにいい結果を残せていません。10000mで一度PBを出したくらいです。関カレでは昨年より順位を一つ落とし、優勝を狙っていた対同志社戦ではあっけなく貝川さんに敗れました(いやあのラストはマジ速かったす)。

でも、間違いなく僕は止まることなく走り続けてきました。
足が痛んだ日も、どうしてもやる気の起きなかった日も、箱根から目を逸らさず走り続けてきました。全ては予選会でみんなの度肝を抜くようなことをしでかす為に。最後くらいかっこいいとこを披露させて頂きます。

みんな、全力で挑もうぜ。
妥協なく、油断なく、最後の最後まで、可能性のその先へ。
雑草集団どころか素人集団の僕らにしか起こせない奇跡ってあると思う。
それを僕は、今年っきりのこのチームの中で見たいな。


情熱の真っ赤な薔薇を胸に咲かせよう



随分と気取ったことを書いちまいました。
最後までご覧下さりありがとうございました。
引き続き温かい応援を頂けると嬉しいです、頑張れます。


予選会まであと23日



てなわけで次は橘谷くんです。
予選会終わったら映画行けるの楽しみにしてるぜ。
んじゃ、よろしくぅ!

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