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20240214_農業がもたらしたゲームチェンジについて考えたこと_ゲームチェンジの世界史_紹介と感想3

はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『ゲームチェンジの世界史』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"ゲームチェンジの原則1"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"農業がもたらしたゲームチェンジ"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 人が集住すること以外にも、農業を営むために以下の点が変化した。

・"磨製石器"の普及
 刃が摩耗すると一から作り直す必要のある"打製石器"では効率が悪いため、切れ味の落ちた刃先だけを磨く"磨製石器"が普及した。

・"土器"の普及
 農作物を中心とした食生活、社会・経済への変化から、貯蔵・運搬、煮炊きするための"土器"が普及した。

・家畜化と牧畜の開始
 農耕効率化のための家畜化が始まった。やがて家畜化が専門家して牧畜の開始に繋がった。

・"文字"の発明
 人が増えた社会を円滑に管理するために"文字"が発明された。文字が発明されたことにより、知識の共有と蓄積が可能となり、更なる技術革新へと繋がった。

・技術革新
 高品質な土器を焼成するために窯の炉内温度の向上に繋がった。炉内温度が高まることで実用性の高い金属が鋳造可能になった。具体的には、5000年ほど前から銅と錫を混ぜることにより、低温でも硬い金属である青銅を作ることができるようになった。

・造船技術の発達
 錫を取得できる地域は偏在していたため、青銅を安定供給するために遠隔地交易が必要となった。その結果、造船技術の発達に繋がった。

感想

 農業により人類の生活が大きく変化していったことを学ぶことができました。個人的に学生時代は、"磨製石器"や"土器"などの用語を覚えていただけで、"打製石器"と"磨製石器"の作り方の違いなど、初歩的なことも知らなかったのでとても勉強になりました。農業を中心に時代の変化を見ることで、"磨製石器"や"土器"が同じタイミングでこれらが普及していった理由などが繋がり、純粋に面白く感じました。"磨製石器"や"土器"の普及といった農業に伴う直接的な変化だけでなく、人が集まり、増えたことによる間接的な変化も多くあり、農業がもたらした影響の大きさを実感できました。直接的な変化だけに目を奪われることなく、総合的に物事を見ることは大事だと思いました。
 農業から起きた間接的な変化の中でも文字の発明は大きかったと思います。この時代以降も様々な技術革新に影響していることを考えると、文字の発明による凄さを実感できると思います。文字の無い生活に戻る事ができないことを考えると、文字の発明だけでもゲームチェンジと見て良いような気がします。きっかけとなった農業は改めて凄いと思いました。
 人が集まれば集まるほど、知恵や工夫が多くなり、次に何かを生むきっかけを作りやすくなるような気がします。人が集まる仕組みを作ることで、直接的な変化だけでなく、間接的な変化も大きくなると思います。何か大きなことをしたい場合は人が集まる仕組みについて考えることができると良いと思いました。

最後に

 農業のもたらしたゲームチェンジから、直接的な変化だけでなく間接的な変化も大きかったことを学べると思います。何かを始める時は人が集まる仕組みを考えることも意識できると良いと思いました。
 直接的な変化だけでなく、間接的な変化も踏まえて判断できる力を伸ばしていきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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