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20240306_仏教の変化と普及の歴史を学び考えたこと_ゲームチェンジの世界史_紹介と感想24

はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『ゲームチェンジの世界史』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"異民族の宗教観によって換骨奪胎された仏教"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"異民族好みの仏教、世界へ拡散"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 中央アジアと北インドを統一したクシャーナ朝は仏典結集を開催した。新しい仏典を自分達好みの大乗仏教にすることでインド人以外も信仰しやすい世界宗教となっていった。
 民族の中で生まれ、育まれ、その社会や価値観に溶け込んだ宗教が異民族に信仰されることはない。

感想

 仏教が世界宗教となった経緯を知ることができ、学びになりました。民族宗教であったユダヤ教がキリスト教となり、世界宗教となった過程と似ていて面白いと感じました。民族宗教がそのままの形で異民族に信仰されることはないという点にも納得できました。多くの人に普及するためには、誰にでも受け入れやすい形に変えなければならないという点は抑えるべきだと思いました。
 キリスト教と仏教、どちらの宗教も結果として世界宗教となりましたが、良し悪しの判断などはとても難しいと感じました。もはや別のものとなってまで広まった方が良いのか、本質的な部分は変えずに受け入れられる人にだけ残り続ければ良いのかという判断は難しいものだと思います。理念に重きを置いている人にとっては、"全く別のものが広まる方が辛い"と感じることもあるような気がします。核となる部分を変えずに広まるというのが理想だと思いますが、現実的に難しいこともあると思います。現代の社会でも、会社や組織そのものの在り方や商品やサービスの意義について考える時など、似たような状況になることはあると思います。どちらが良いのか?ということについて普段から考え、自分なりの答えを出していけると良いと思いました。

最後に

 理想と現実のどちらかを選ばなければならない、ということは往々にしてあると思います。特に自身と関わりが深いものについては常に考え、自分なりの結論を出していけると良いと思いました。
 理想と現実の乖離に対し自分なりの結論を出し、納得度の高い人生を過ごしていきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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