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『勝ちに拘る』 奥 泰貴

皆さんこんにちは。中距離ブロック長を務めております奥泰貴です。今回イベル君から回ってきたこのブログですが、現在飛行機の中で書いております。今日まで4泊5日で全体合宿を鹿児島で行なっていました。合宿期間の夜に書こうと思っていたのですが、結局書く時間と元気はなく、東京行きの飛行機で書いている次第です。せっかく僕が席を決めた座席を入れ替えて席を隣にした、幸せそうなカップルの話が後ろから聞こえてくる中書いているという悲しい状況です(これはチョンボですね)。

さて、今回のテーマですが、「2023年最高(最低)の試合」ということで、最低の試合を書くのは少し悲しいので、最高の試合について書きたいと思います。しばしの時間お付き合いいただけると幸いです。



「2023年最高の試合」

僕の「2023年最高の試合」は、10月に行われた慶同戦です。おや?と思う方も多いかと思います。そうです。僕は慶同戦に専門種目ではない400mで出ているのですから。しかもPBでもなんでもないのです。

確かに自分が専門とする800mで、2年間あと0.1秒の壁に阻まれてきた全日本インカレの標準を、3年目でとうとう突破した8月の記録会も最高の試合でした。連戦の中全日本インカレ標準突破のラストチャンスの試合で無事突破し、塾歴代10位の記録を出したこと大変喜ばしいことでした。

しかし、僕はあえて専門種目ではない400mで出場した慶同戦を選びたいと思います。それは自分のレースに限らず、「中距離」としてしっかりと結果を出し、チームの勝利に貢献することができた試合であるからです。


自分のレース

慶同戦や早慶戦などの対抗戦では、僕の専門種目である800mがないため、中距離として出場するのは1500mになります。しかし、僕は長い距離が苦手であることから、昨年の対抗戦は全て400mで出場しました。早慶戦は連戦続きの中でまともに調整もできませんでしたが、48”80という関東インカレのB標準を突破することができました。

一方、慶同戦はしっかり調整して出場することができたため、47秒台も見えてくるのではないかという調子でした。しかし、結果は49”16の3位で1点獲得という結果に終わってしまいました。
  
持ちタイムが一番遅い中で点数を取れたのは良かったですが、自分としては全く納得のいかない試合となってしまいました。


中距離として残した結果

 ではなぜ慶同戦を2023年最高の試合としたのか。それは先述したように中距離が出場した1500mでしっかりと結果を残すことができたからです。

 正直、対抗戦での中距離としてのチームへの貢献というのは、殆どなかったというのが実情でした。早慶戦の男子1500mでは3タテを喰らうという、最悪の結果を残してしまいました。しかし、この慶同戦では、女子はワンツーフィニッシュ、男子は1,2,4位という結果を残すことができました。もちろん自分が出て貢献したかったという思いも強くありましたが、それ以上に同期や後輩達がしっかりと結果を残して、慶應中距離の強さを見せてくれたというのが自分の中ではとても嬉しいことでした。

 更にこの結果は、チームとしても非常に価値あるものであり、後ろから2種目目であった1500m開始時点で男子の得点は、慶應26点-同志社28点というものでありました。最終種目の4×200mRでは3点差しか埋まらないため、この1500mが非常に重要であったのです。その中でこの結果を残すことができ、チームの勝利に繋がったという、中距離として存在感を残すことができた慶同戦が、自分の中では2023年最高の試合です。


終わりに

中距離ブロックの今シーズンのスローガンは、「自分の勝ちにこだわる」です。これには2つ意味が含まれており、1つは勝利にこだわるということ、1つは自らの価値にこだわってほしいということです。昨年ようやく慶同戦では結果を残し、チームに貢献することができましたが、まだまだ関東インカレなどで結果を残すことはできていません。自分含め中距離全体で、今シーズンは「勝ちにこだわる」を体現していきたいと思います。

次は目の前にいた穂苅くんです。乞うご期待!!!

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