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2022年受賞図書 総まとめ!

12月も終わりに近づいてきました。この時期になると毎回思うことですが、1年が過ぎるのはおそろしく早いですね。中の人の自宅では、お正月休みに読もうと思って昨年末に購入した本が、まだ読みかけのままで置かれています。それくらい、2022年は色々なことがあったということで…(?)。

…与太話はこのくらいにして、今年の総括を兼ねて受賞図書の振り返りを行いたいと思います。


■岩間一弘【著】『中国料理の世界史——美食のナショナリズムをこえて』

ラーメン、チャジャン麺、フォー、パッタイ、海南チキンライス、チャプスイ……
まるで、歴史のフードコート!

世界に広がり、人々に愛され「国民食」へと変貌をとげた「中国料理」。
国家建設とナショナリズムに注目しながら、アジアからアメリカ、ヨーロッパを縦横無尽に旅して、中国料理と中国系料理の巨大で口福な歴史を味わいなおす。

▶第13回 辻静雄食文化賞を受賞しました。詳細はこちら
▶第44回 サントリー学芸賞(社会・風俗部門)を受賞しました。詳細はこちら

↓序章の一部を試し読みできます。

↓昨年の11月にはトークイベントを行いました。

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■梅崎 修【著】『日本のキャリア形成と労使関係——調査の労働経済学』

日本的雇用システムの原理を聞き取る
働き方の多様化に伴い、労使の関係性についてもさらに進んだ分析が必要とされている。
今世紀に入って大きく変貌したわが国の雇用システムについて、深い聞き取りと質問紙調査によって新たな労使関係のルールと制度を検証し、その上で既存の理論体系の更新、調査方法の改良、分析範囲の拡張を目指す画期的研究。

▶2022年度「労働関係図書優秀賞」を受賞しました。詳細はこちら
▶2022年度日本労務学会賞 学術賞を受賞しました。詳細はこちら

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■山口 信治【著】『毛沢東の強国化戦略 1949-1976』

なぜ急進的な国家建設を追求したのか?
朝鮮戦争、台湾海峡危機、和平演変の脅威、中ソ関係の悪化などの国際情勢の変動が、いかに毛沢東の脅威認識に影響を与え、強国化に向かわせたかを、一次資料から丹念に検証する。政治・外交・軍事・経済にまたがる意欲作。

第34回アジア・太平洋賞 大賞を受賞いたしました。詳細はこちら

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