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どこからでもスケール。

こんにちは♬
今朝は暖かさと雨による暗さもあいまって、
家族全員寝坊しました笑
みんな間に合ってよかったです笑


今日はトランペットの練習の話。
皆さんは、普段スケール(音階)の練習はしていると思います。

いわゆる、「ドレミファソラシド」の練習です。
音楽にとっては基本なので、おそらく誰もが必ず練習するんじゃないかと思います。

私のレッスンではドレミファソラシド、だけではなく、色んなスケールの練習をしますが、その中でも必ずやっているのが、

「どこからでもスケール」

です。

全調のスケールはもちろんなのですが、こちらはシャープやフラットでどうしても覚えるまでに時間がかかるのでゆっくりペースでやっていますが、シャープやフラットのつかないものや、半音階は何の音からでもスタートできるようにしましょう、と言っています。

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こんなスケールです。
とりあえず、シャープやフラットはないバージョンです。

サクサクっとできる方はやらなくてもいいです笑

そして、半音階。

スクリーンショット 2020-02-13 10.25.03

全部書くと大変なのでこんな感じってことで。

半音階を、半音ずつずらして練習します。
これは結構学校の備品なんかでもあるんですが、「3Dバンドブック」というのに載ってます。

これです。

でも、半音階は最初楽譜を見ながらやるよりは運指表を見ながらやるのをおすすめします。

何を目的とするかというと、半音階に至っては「手順」を覚えることにあります。
どこから始めても手順は変わりません。どこから始まってどこで終わるかっていうだけなので、まずは楽譜を見ずに指順だけ覚えるように練習してみると良いと思います。

慣れてきたら、音名を頭の中で言いながら指の練習をしてあげると、音名と指使いが頭の中で結びつくので、楽譜を見ると脳が瞬時に判断して指を動かす司令を出してくれるようになりますよ〜。

音名も、譜例2にあるとおり、上行系はシャープで読んで、下降系をフラットで読むと覚えやすいです。
実際これは楽譜を書くときの暗黙の了解でもあって、だいたいは上行系はシャープで、下降系はフラットで書きます。
調性によっても書き方は違ったりしますけど。


これがね、意外と始まる音によって得意なもの、不得意なものっていうのがあるんですよ。
音がうまく取れるもの、取れないものがあったり。

どこからでもスケールは簡単なようで意外と落とし穴があるので、是非やってみてくださいね。

いつも言っていますが、トランペットは
・音がわかる
・指がわかる
・アーティキュレーションがわかる
・息の使い方がわかる
・フォームがわかる

という状態を整えておくと、簡単に楽器を吹くことができます。

音がわかる、指がわかる、というのはまず楽器で音を出す前にかならずやっておかなくてはならない手順の一つです。

いざ音を出した時に指でつまずくのは本当にもったいない!

指は誰でも練習すればできます。
まずは指が思ったとおりに動くトレーニングをしてみてくださいね〜。

ではまた。ばいば〜い!

トランペット奏者、作編曲家の岩田恵子と申します。 お仕事の話やトランペットの奏法などについて色々と発信していきます♬