咳が止まらん～～ので書くぞ！

またまたゲームの話題。switchの販売台数がすごく伸びてるそうで。併せて新作のポケモン、ピカブイも売れてるとネットニュースで見ました。ポケモンは初代緑から順番にプレイしてきてるのですが、正直ピカ版のリメイク？ストーリーは全部知ってるんですけど？ってんで本作を買うまですこし斜に構えてました。が。先月かな、ストーリーを終えたとき、めちゃくちゃ充足感があって愕然としたのです。

使い古されたコンテンツだと舐めてたけど、めっちゃ良かった（語彙）という。以下、所感などをまとめていきます。基本的にネタバレなしで書くけど未プレイの方は気をつけてくださいまし！！！

………………

というか、映画「君に決めた」から思ってたんですけど、ポケモンてリメイク上手いですよね。

ゲームやアニメ、映画の技術的な進歩を巧みに使い、かつ初代ソフトを遊んだユーザーの成長をよく計算している。それでもって「こうだったらいいのにな」をいい感じに提供してくれる。

赤緑のポケモンソフトはいわゆる白黒ドットのカクカク動き、単純なAIの「ザ・初期携帯機ゲーム」だったわけです。ドット絵かわいいだろ！グラの荒さはプレイヤーの想像の余地が生まれて良いだろ！！という個人的に（思い出補正によって）贔屓したい部分は置いといて、これら「古いゲーム」を経験しやりこんだ層は、展開や立ち回り（=攻略法）をほとんど覚えているんですよね。リメイクを遊んだところで、面白がる要素が絶対的に少ない。

ポケgoとリンクすることはわかってるけど、真新しいのってそれだけだろ？相棒のお着替え要素くらいは追加されてるにしろ、改めてやるほどじゃないよな…と思いつつ、これまでポケモンが出たら買ってたからとりあえず購入。で電源を入れてみる＿＿

ここで初っ端から良い意味で出鼻を挫かれました。当時のアニポケ世代がピカ版をやった時に得る「サトシになった感」と「主人公の似非サトシ感（再現性の限界）」をきっちり自覚しているとしか思えない導入は素晴らしかった。

「君は君だけの相棒に選ばれた。この世界の主人公は誰でもない『君』だ」という明確なメッセージ。

ピカブイは主人公がサトシにならなくてもいいゲームでした。展開の元ネタとしてサトシの物語を踏襲してはいますが、「アニポケだったらこうなのにな～」とか「サトシだったら、シゲルだったらこうなのにな～」という無駄な比較をしなくて済む、存分に「自分の物語」を遊び尽くせる工夫が随所にありました。新規ユーザーへの気遣いであり、アニポケ世代への配慮であり、ピカ版プレイヤーへの自信であると思います。

ことピカ版プレイヤーへの自信、というのは「ポケモンと絆が結べる」ということに尽きます。本当に。

ピカ版をプレイした人って、ピカチュウと遊びたくて買ったんじゃない（私はそうだった）？でも出来ることといえば連れ歩くこと、話しかけることくらいで、思った以上に「サトシ」ができなかった。

この点の物足りなさをピカブイは昇華してくれてるし、一番の魅力だと言って差し支えないと思います。

泣いたもん、ストーリーの最後。自分のピカチュウが大好きになったよ。めっちゃ健気でかわいい。最高。

手をかけただけ反応してくれる相棒には愛着が湧きます。ゲームフリークはピカチュウとイーブイの販促でこのゲーム作っただろ！！？？ってくらい相棒が魅力的。ずっと撫で撫でしたくなっちゃう。

また、忘れがちな「図鑑を埋める」という目標もハードルがぐっと下がり到達しやすくなっている。これも良かったなー！

ポケモンマスターになることじゃなく、一応プレイヤーの旅はオーキドのお願いをどーにかこーにかすることが目標だもの…

ポケモンそれぞれのモーションもかわいらしいうえ、そもそも集めるのが苦ではない難易度なのでさくさく図鑑が埋まる。ポケモン探しってこんなに楽しいのか！と再発見させてくれたのは良。ポケgoの起こした散策ブームも上手く取り込んで、ポケモンを身近にさせる試みは続々と成功しているんでしょうね。goが空想と人間の物理的距離を縮めたとしたら、ピカブイは精神的距離を縮めたと言えるのでは。

ストーリーや演出のネタバレはプレイの意欲を削ぐので記述を避けるけど、買って良かったなと本当に思うわ。

記憶を消して一からやりたいゲームはなんですか？と聞かれたらとっさに五本くらい挙げれるけれど、その五本のうちにピカブイは確実に入ったのでした。なお、通信対戦をやらないプレイヤーの感想なので、対戦派の方は参考にならないかもです。あしからず汗

軽めですがこんなところで。

ラストは「大谷育江はすごい！！」「ロケット団の三人組（二人と一匹か）は最高だ！！！！」という締めで終わりたいと思います。

（心の声:letsgoニャースも作ってくだせえーーーーー！！！！！！！！）