こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日はちょっとバタバタなので、軽めに。

今回の主役はこちら

先日のインクイベントで買ってきた中の1つ、HERBINのチョコの香り付きインクを使ってみたくて、1枚ささっと描きました。
お題は昨日いただいた、And Teiさんのキャラメルと自家製アイスのスコーン。
記憶を頼りに、30分ほどかけて。

画材の使い方をざっくりと

紙はハガキサイズの水彩画用紙。
マルマンさんの『ヴィフアール水彩紙』を使いました。

まずはスコーン

まずは薄い色鉛筆でアタリを取って、スコーンから。
基本は色鉛筆をどんどん重ねていく手法で、仕上がったところから、大正浪漫ハイカラインキの『ノスタルジックハニー』で線を取ったり、薄めて塗ったり。
色鉛筆は、トンボさんの『色辞典』シリーズから、vol.5-6を使っています。

続いてアイスクリーム

上のアイスクリームも同様に。
基本は色鉛筆、シャドウはスコーンを塗った時に水筆に残った『ノスタルジックハニー』の色だけで着彩してます。

大本命のソース

ここが今回のポイント！
香り付きのインク、HERBIN『カカオブラウン』をダイレクトに置くと、甘いチョコレートの香りが広がります。
元のソースはキャラメルなので実物と異なりますが、香りを楽しむのを目的にしてるので許容範囲ということにしてます。
ついでにナッツを赤茶の色鉛筆で。

お皿はひと手間

お皿はブルーターコイズの色鉛筆でバッと塗って表現しています。
ハイライトは消しゴムかけて消すことで、多少色を残しながら光を入れました。
シャドウには、TAG STATIONERYさんの『秘色』のインクを。

適当に文字入れ

筆ペン・ガラスペンで書いて、色鉛筆で補強する形にしました。
茶系の構成に、「＆」だけお皿のターコイズを使っています。

寂しかったので背景を

これで終わりにしようと思ったのですが、なんだか背景のつまらなくて、
店内の壁にあわせてグレーで着彩しました。
使ったのはPILOT 色彩雫の『霧雨』。
色を落としたくて消しゴムで紙を削ったら、すこしやり過ぎちゃったので、ミモザのマスキングテープで隠すことに。便利。

サインを入れて完成。
その足でお店に伺って、プレゼントしてきました。
喜んでもらえたので、もしかしたら飾られてるかも。

アナログもいいな

デジタルは「よいしょ！」と気合を入れて描く感じですが、
アナログはなんとなく、ふわふわ描いていく感じがあって、楽しいですね。
よい気分転換。
せっかく大量に手に入れたインクや色鉛筆なので、
どんどん使い倒していこうと思います。

使ったアイテム一覧

■ヴィフアール水彩紙

■トンボ　色辞典 第2集

■インクたち

■水筆