見出し画像

プロローグ〜障害を持った彼との日々をnoteに書き始めた理由

彼と付き合いはじめたばかりの頃でした。

確かお互いの恋愛観みたいなことを話していたんだと思います。
「障害者と健常者でこんなこと話せるってすごいよねー。」
って彼が言ったんです。

確かに
私もそう思いました。

「これ論文に書いたら?」
「えー、私が?あなたが書いたらいいんじゃない?」
「いやいや、僕はそんな頭ないから君が書いたらいいよ」

なんて会話をしたのは1年以上前のこと。

論文なんてものを書く力はないのですが
何か書いてみたいなとは思っていました。

私は以前アメブロで発信していたこともあって
その頃は色々な方とつながって交流させて
いただくこともありました。

ここ数年は書くことをやめて
引きこもり状態だったのです。
そこからなぜ書こうと思ったのか。

彼からの 論文に書いたら?の言葉は
単なる冗談だったと思うのですが
私はその時 よし!書こうと思いました。

なぜならそれは、過去の私が読みたいと思ったから。

彼に片思いをしていた頃の私
まだ付き合いたての頃の私は
知りたいと思っていました。

重い障害を持った彼と健常者の私の恋愛は
うまく行くんだろうか?
他のカップルはどんな風に付き合っているんだろう?
どんな経過をたどったのだろう?

色々と検索して
当事者のブログ、YouTubeを見たり
それこそ論文を読んだり
漫画を読んだり、ドラマを見たりしました。

もちろん当事者それぞれに状況は違いますし
自分達に当てはまるかといえば
そうではない場合も多いのですが
それでもたくさんの方の発信があって
前に進めたことも多かったな〜って思うのです。

私の発信がどなたかの心に届くことがあったら
嬉しいなと思います。


そんな私たち二人のことを
ちょっと紹介しますね

彼は交通事故で頸髄損傷になり
胸から下が全く動きません。
一日の大半をベッド上で過ごしています。
車椅子に乗るにも一人では無理で
介助を必要とします。

そして私はそんな彼の家に訪問する
リハビリのセラピストでした。
なので障害のある方との出会いは
日々普通にあります。

ですが、まさか彼のことを好きになったり
お付き合いすることになるなんて
思ってもみませんでした。

彼もまた、障害を負ってから
自分はもう恋愛することなんてないと
思っていたそうです。

人生何があるかわかりませんね。
だからこそ素晴らしい。

そんな日々を書いていきたいと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?