映画「音楽」の感想、レビュー

松本人志は言いました「笑いとは、緊張と緩和だ

「音楽」では研二くんの行動とパーソナリティにより、常に観客は緊張を強いられている。
一方、同じ学生の初期衝動映画である「High & Low the worst」は、トンデモセリフの応酬から、体の力がダルダルに抜けた状態で観賞することになる。

そう「音楽」と「High & Low the worst」は一対の映画なのである。

爆笑したし短いし初期衝動が詰まっていて、めちゃくちゃ面白かった。

ハイアンドローザワーストと音楽の共通点
・主人公の生き方がブレない
・高校生
・ヤンキー
・高校生同士の抗争
・めっちゃ走る
・学生

ハイアンドローザワーストと音楽の相違点
・アニメと実写
・ハイローは曲がイケイケ、音楽は曲がサイケ

お分かり頂けただろうか、二つの映画の共通点を。共通点よりも相違点の方が少ないのである。
故に同系統の作品と言えなくもない。


学生時代は、溢れ出る承認欲求のぶつけ先がわからずに身悶えする時代だったように思う。

その感情をどうにかするための手段が、映画「音楽」では音楽と喧嘩、「ハイアンドローザワースト」では喧嘩と天下取りなのだろうと感じた。

大人になると仕事があるからとか色々理由をつけて、その感情から目を逸らしがちだが、歳をとってもその気持ちを忘れずに色々なことにチャレンジをしていかねば、と見ていて思いました。


ていうか天下取りってなんだよ。

結論、ハイローはやばい。あと岡村靖幸もやばい。

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