■抱負みたいな話
ここ数年、新年の抱負みたいなものが思いつかず、毎年惰性でやってきました。
あえていうなら「何か新しいことを始めよう」くらいの気持ちで去年はゴルフをやってみた程度です。

昨年末から「何かを変えよう」という気持ちが大きくなり、新年に向けて色々と思考してきました。
全然まとまっていないですが、なんとなくイメージはついてきたというのが直近の状況です。

取り急ぎ、今年一年は「質実剛健」の年にしようと思っています。

１，
着飾る（会社としても個人としても）のではなく、本質的に正しいことを追求していきます。
質素倹約ではなく、必要なことには必要な投資を行い、不要なことには一切の投資を行いません。
少しでも気が緩むと、人間は感情的に動いてしまいますが、強い気持ちを持ってやっていこうと思います。
シャープに、切れ味の良い頭の使い方で、地べたを這いずり回るような泥臭い仕事をやりきっていきます。

２，
強い心と強い身体を作っていきます。
心技体という言葉もありますが、最初にくるのは「心」です。
心が強くないと良い仕事はできません。甘えとか、隙とか、気の緩みがあると、高いレベルで仕事をすることは不可能です。
経営者とお仕事をさせて頂く以上、自分自身の心を強く鍛え上げ、逃げたい気持ちを完全に抑え込めるようにしていきます。
同時に身体も大切です。定期的な運動、正しい食事、良い睡眠、手洗いうがい等、当たり前のことをやっていきます。
当たり前のことを当たり前にやりきることが意外と難しいのですが、こういう部分から改めて自分の弱さと向き合い、心と身体について再考していきます。

■仕事の話
昨年、かなりの人的投資を行ってきましたが、経営層と「高いレベルで議論していく」ということの難しさを実感しました。
「経営人材になりたい」という人の多くが「（従業員マインドの状態で）経営人材になりたい」という（）内の考えを持っていることが分かりました。
マニュアルが欲しい、優しく教えてほしい、リスクは取りたくない、アップサイドや裁量は欲しい、精神的なフォローが欲しい、といったことが具体的な内容でしょうか。

お会いする経営者の多くは「強い心」を持ち、「圧倒的な行動力」があり、「自律」して仕事をしていらっしゃいます。
彼らの悩みを本当に理解するためには、同等の気持ちを持つことが必要だと考えています。
そのためには自分自身も強く生きたいと考えるようになりました。

結果、中途半端な腹くくりでは「経営者と対等に話せない」という事実が出てきました。
人的投資を行うにしても「高いレベルでの腹くくり」を本当に理解できる人でないと最終的には伸びないと考えています。
強い心と同意ですが、ここを持たずして経営者の悩みを解決することができるとは思えないのが現状です。

とはいえ、従業員という立場でそのマインドを持つのは不可能だ。とい話もあります。
それはそうなのかもしれません。
確かに、従業員マインドでもハイレイヤーの人材紹介で成果を出すことはできます。
大手であれば、流れ作業のような人材紹介を行い、質より量をもってマーケットを制しています。
それが悪いとは言いませんが、個人的には非常に嫌いなタイプのサービスです。
合わせて、自分たちの小さな力で同じことをしても勝てる訳がありません。

相手が巨大飲食チェーンなのであれば、マニュアルがあります。
弊社が個人店なのであれば、そこまでのマニュアルはありません。
そうすると、個々の従業員の「サービスレベルの高さ」「料理の質（≠価格勝負）」等で勝負するしかないと思っています。
お客様が経営者であることが多い以上、弊社は後者のような高いレベルでのサービス提供が必要だと考えています。

そのレベルに邁進していける方（かなり辛いのかもしれませんが）であれば一緒にお仕事がしたいです。
そうでなければ、弊社としては「甘え」を感じてしまうため受け入れは難しいと考えています。
労働基準法を破りたい訳ではないし、他意はないのですが、優秀な方ほど「仕事終わり」「休暇」を使って自己研鑽をされています。
仕事終わりも土日もプライベートなんだ。という意見を否定はしませんが、相対する相手が自己研鑽を積んでいるからこそ、同じマインドが必要であると私は考えています。

■今後に向けてのお話
今までの3Rに込めた意味は以下の通りです。
Right Client
Right Time
Right Consulting

素晴らしい事業、素晴らしい考え方を持っている企業様に対して、正しいタイミングで、正しいコンサルティングを提供するという想いでした。

今年から新たに下記を加えました。
3RCのCまで含めて以下の要素です。
Right Company
Right Client
Right Candidate

自分たちが正しい想いを持った会社であることを大前提とし、素晴らしい企業様と素晴らしい候補者様をマッチングしていく。という要素です。
世の中、常軌を逸した（ダメな意味で）考えを持つ経営者や候補者がいることも事実です。
そういった会社や候補者は弊社としては「お客様ではない」と改めて定義をしました。

「私は客だぞ」というスタンスでやってこられる方もいますが、そういう方はエグゼクティブには相応しくありません。（個人としても企業としても）
そういう言動が見受けられた場合には「何も言わずにフェードアウトする」もしくは「ダイレクトに苦言を呈する」ということにしました。
優しく対応する時間すらもったいないので、サービスを提供しないという明確な意思を伝えていきます。

■ブランドパーソナリティ
合わせて、ブランドパーソナリティを設定しました。
弊社の考え方は当然として、企業様と候補者様に対しても、弊社のブランドが伝わるような対応をしていきますし、近しいカルチャーを持った方をお客様として伴走させて頂きたいと考えています。

・メインメッセージ
Winner
勝ちに拘ること。勝ちの定義は企業様や候補者様によって違いますが、目指すゴールに向けて邁進し、最終的には成功する（≒勝者になる）ことです。
経営者にしろ、候補者様にしろ、自分自身の夢のために、それを本気で実現するために動いている方を応援します。

・7つのメッセージ
Pride
自らの行動に信念を持っていること。自信と信念を持つことがゴール達成のためには必須です。

Srong heart
強く、健全な心を持つこと。何事にも困難は付きまといます。逃げず、打開し続ける心が必要です。

Powerful
力強く突き進めること。足を引っ張られても、周りを引きずり回してでも、泥臭くでも、やりきることが大切です。

Hero
尊敬されること。悪意を持たず、善意を全力で出せること。周りに誇れる仕事を行い、周りから褒められること。

Enjoy life
人生を楽しんでいること。仕事もプライベートもどんな状況さえも全力で楽しめる姿勢があること。

Ｃrazy
非常識な思考ができること。「前例がない」ではなく、どうやったら解決できるのかを常に模索できること。

Destroy&Create
既存の枠組みを根本から破壊し、新しい物事を創造すること。非難されても、信念をもって実行できること。

日々アップデートをかけていく予定ですが、経営者やそれに準ずる人たちには求められる要素だと思ってます。企業様も同様です。
従業員マインドが強い方に求めるにはハードルがかなり高いのですが、経営者になるのであれば必要な考え方だと思っています。

このあたりの理解を頂ける企業様と候補者様のために弊社は必死に動いていきたいという想いを込めています。
弊社サービス品質に少しでも違和感があれば、何なりと仰ってください。即時対応させて頂きます。

本年もよろしくお願いいたします。