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#16 大岡 昇平『ハムレット日記』 :「世界の古典を読む」レポート

「世界の古典を読む」という科目1つで、複数回、記事にしてきましたが、この科目を記事にするのは、最後になります(おそらく)。
 
レポート課題は、「講義で論じられた作品を一つ取り上げ、古典作品を歴史的背景や後代の文学創造との関係において論じてください。」
講義中、古典作品そのものと後代の作品を対比して分析してきたように、自分でもやってみなさいということのよう。
 
ん、、、 ってことは、古典作品だけ読んでも、レポート書けないということやん。。。後代の作品も何か読まなきゃ。。。
 
一読できた作品は『ハムレット』だけなこともあって、『ハムレット』に関連した作品を探すことに。
講義では太宰治『新ハムレット』が紹介されていたし、講義でも扱った作品を読んでレポートを書いたところで、そんなに評価されないだろうと思いつつ探していると、ハムレット研究の記事にたどりつきます。その記事では、ハムレットが日本において受容された歴史についてまとめられており、文学界や演劇界でどのような作品が生まれたのか、も紹介されていました。
 
おっ、大岡 昇平『ハムレット日記』っていう作品があるやん!
 
藁にもすがる気持ちで、すぐさまAmazonで購入。
なんせ、この一冊でレポートを書かないといけないものなので、読むときも必死。付箋を手元に置いて、読み進めていきます。
 
ハムレットが書いた日記という形式で書かれているものだから、セリフが中心だった原作より読みやすい!原作から違っていると感じる部分もある!
 
違和感があったところには、付箋をつけながら、一読。
原作の該当部分を読み返して、比較。
小さな差異をかき集めて、レポートはなんとか完成。
もっと精読すれば、いいレポートは書けたかもしれないですが、まずはレポートを完成させたということで、褒めてあげたいです。(評価が低くても、それは仕方ない。)

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