ふと、思い出すこと。

それは、大切な場面では一人で動かなくてはならないということ。

大学生の頃、大好きで憧れのミュージシャン（HIP HOPユニット）が地元山形にライブに来てくれた。もう、最大限の集中で、釘付けになってライブを見た。その夏、フジロックのレッドマーキーで初めて見た年の冬の話だ。2002年。Club GETでの話。

その時、音楽好きの４人の仲間で見に来ていた。帰り際、その憧れのラッパーの人が壁際でお客さんと話してる。ああ、一言、自分も声をかけたい。。どれだかリスペクトしていることか。。心の拠り所だ。。ライブも最高だった。。そう思っているうちに、一緒にいた皆はチラッとその人を見てそのまま出口へ。そして、憧れの人に話しかけることもできないまま、僕は帰ってしまったのだ。

この日に、「大事な場面では人と一緒にいてはいけない」と悟った。集団のノリに合わせては行けない・流されてはいけないのだ。そして、そこからは、基本的にライブは一人でいくようになった。そしたらむしろ、音楽好きの人やミュージシャンとどんどん友達になっていった。一人だと、身軽なのだ。

そして、「ライブ最高でした！」ということを、物販や会場で直接話しかけるようにした。それによって、世界が広がっていった気がする。

たとえ、友達と一緒に行動していても、大事な場面では一人になって飛び出さなければならないのだ。