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いま、ビジネスリーダーにグローストレーナーが必要な理由②

どうも、こんにちは。
チームボックスのグローストレーナー、則俊慶太です。

前回「いま、ビジネスリーダーにグローストレーナーが必要な理由①」を共有し、多くの方に見ていただきました。

そのなかで「グローストレーナーとは何か」ということを、時代背景やビジネスリーダーの現状から話させて頂き、

最後に、グローストレーナーとは

担当するビジネスリーダーが「真のリーダーに成長するために、必要なありとあらゆることを思考し、試行する」成長の責任者

である、と定義の説明をして締めくくらせて頂きました。


そんななか、最も食いつかれたのは

「なんでジャージ着てるの?」

ということでした。

なので、今回はグローストレーナーについてお話する前に、なぜジャージを着ているのか、について共有してから、本編にいきたいと思います。

グローストレーナーは、なぜジャージを着ているのか?

これは、グローストレーナーがコミットするサービスと深く関係しています。

なぜジャージを着ているのか、という問いにお答えすると

グローストレーナーがコミットするサービスが「Teambox LEAGUE」という、スポーツのリーグ戦のメタファーを用いたものだから

ということになります。

Teambox LEAGUEは、お客様の組織の「代表リーダー」を集め、ビジネスという勝負の世界で勝てるように代表リーダーがレベルアップすることを目的に、トレーニングを提供しています。

〜代表を集める〜
それはつまり、集まった人たちに代表としての誇りを持って、トレーニングに励んでもらうということになります。

実際、サッカーやラグビーの日本代表などを見ればわかるように、スポーツチームの代表活動は代表ジャージや代表ユニフォームが支給され、そこに対するコミットメントの醸成にも一翼を担っています。

したがって、Teambox LEAGUEにも、コミットしてもらうために、お客様の参加リーダーには代表ジャージを支給して常に着ていただき、一緒のチームとして活動するスタッフ(グローストレーナー)も、トレーナーのユニフォームとしてジャージを一緒に着ているということです。

(実際に、お客様の中には日々の業務中も代表のリーダーであるという意識を忘れないために、自ら進んでジャージを着て仕事に励まれるという方もいます。)

上記が、前回多くの質問を頂いた「なぜジャージを着ているのか」についての回答でした!


さてさて、今回は
これからの時代の新たな職種「グローストレーナー」について

・コーチとの違い
・その定義を詳しく見ていく

ということを、お話していきたいとおもいます。

グローストレーナーはコーチにあらず!?

そもそも、「ビジネスリーダーの伴走者」と聞いたとき、みなさんは何を思い浮かべますか?

少し人材育成を勉強されたことがある方なら「コーチ」と思い浮かぶのではないでしょうか?

コーチとは

・コーチングを行う人
・対象者を、本人が望む目的地に連れていく人

といった感じで、世間一般では認識されています。

要は「叶えたい何かを言語化し、実現するまで、手伝ってくれる人」ですね。

*ブランド「Coach」のロゴが馬車なのは、coachの語源が「大事な人や物を運ぶ」「目的地に運ぶ」というものだからだと言われています。


実は、Teamboxでも、前期まではリーダーに伴走する役割の人を「コーチ」と呼んでいました。しかし、今期より「コーチ」という役職・肩書きを廃止し「グローストレーナー」という新名称を創造し、変更したのです。

変更した理由は世間一般で認識されている「コーチ」と我々が考える「伴走者」が行うことに大きな乖離があり、仲間に加わってくださるコーチ経験者の方々から、しきりに「これはコーチングとは違う」と言われ続けてきたからです。

私自身、ろくに勉強せずコーチングを始めたため、世間一般のコーチングが何か、最初は分かっていなかったのですが、コーチ経験者の方々と話し、実際のコーチングも拝見させてもらう中で、徐々にTeamboxの伴走者とコーチの違いが明確になってきました。その結果、この違いは明確に社内外の人に認識されるべきだと思い、今回の名称変更に至りました。

グローストレーナーってなに?Growth Trainer の特徴

改めて、グローストレーナーの定義は

担当するビジネスリーダーが「真のリーダーに成長するために、必要なありとあらゆることを思考し、試行する」成長の責任者

なのですが、ここからは、この定義について説明していきたいと思います。

「成長の責任者」とは?

グローストレーナーがビジネスリーダーに伴走する際、すでにゴール(=最終目的地)が決まっています。それは、

「いつでも、どこでも、誰とでも活躍できる真のリーダーにする」

という目的地です。

したがって、伴走者であるグローストレーナーは、その前提で対象のリーダーと向き合います。実は、これが既存のコーチと大きく異なる点です。

ほとんどのコーチングの場合、最終目的地は「リーダー本人」が決めます。

そのリーダー本人の考えに合わせて、「リーダー本人の中にある答え」を共に紐解いていきます。結果的に「成長するかどうかは、リーダー本人次第」と言われています。

そこから転じて、その成長責任も「リーダー本人にある」と考えられているのです。

一方、グローストレーナーが付く場合、目指す最終目的地は決まっています。
それは「真のリーダー」です。

もちろん、いつでもどこでも誰とでも活躍できればいいというだけであって、真のリーダーのあり方は、画一的ではありません。リーダーの数だけ、正解があります。そのやり方をみつけるために、リーダー1人1人に考えてもらい、決めてもらい、実践してもらいます。

つまり、目指す方向は決まっているので、あとはその目的地にどれだけ速く辿り着かせられるのか、全てはグローストレーナーの力量次第です。

したがって、Teamboxでは、リーダーが成長するかどうかは

・成長(=育成)の責任者であるグローストレーナー次第である
・リーダーには一切責任はない

という考え方をしています。

この「成長の責任者」という考え方を、Teamboxでは大切にしているのです。

そして日々、下記の写真のようにリーダーの成長について考えながら伴走し続けています。

なぜ成長責任が、伴走者にあるのか?

これは、スポーツチームの「名指導者」のあり方とはどういったものか、という考え方が、色濃く反映されています。

競技を問わず、スポーツ界の名指導者に共通しているものは、いくつかあると思いますが、まあまず共通しているもの、それは「責任感」です。

例えば、プロ野球日本ハムファイターズの栗山監督。

2年前、活躍できないプロ野球選手の斎藤佑樹投手に対してメディアの方が「なぜ斎藤佑樹は活躍できないのか?」という質問が栗山監督に飛びました。栗山監督といえば、メジャーリーガーの大谷翔平選手を育成した監督ですが、そのとき、栗山監督から出た言葉は

「僕の責任です。なんとかします。時間をください」 

でした。

青山学院大学を駅伝で4連覇に導いた原監督は、2019年の箱根駅伝で負けた後、結果が出なかった責任を

「全て自分のミス」

という風に発言していました。


この事例から、素晴らしいプレーヤーを多く輩出する両者に共通するものとして

育成する伴走者が、成長に対する責任を共有してくれている。

これは、プレーヤーやリーダーにとって、もっとも嬉しく、かつ成長し続けるために必要不可欠な支援だと思っています。

自分以上に、自分のことを本気で考えてくれる人がいる

この思想を体現することが、Teamboxの価値であり、人の成長に最も大切なことであると、私は考えています。(だって、嫌じゃないですか?「あいつが成長しないのは、あいつが悪いんです」と言うような伴走者に、少なくとも私は伴走して欲しくありません。おとといきやがれ、ってなるかと思います笑)

誰でもグローストレーナーになれる?

そういった意味で、我々は誰でもグローストレーナーになれる可能性があると考えています。グローストレーナーを志願してくれる仲間候補の方々に「コーチ経験の有無」は、まったく問うていません。

それよりも、我々が大切にしているのは、

自身が伴走するビジネスリーダーとともに学び、変わり続けられるか

です。

グローストレーナーは、神でもなければ先生でもありません。(先に生きてもいません)教えるだけの人でもなければ、問いをぶつけるだけの人でもありません。

伴走するリーダーの成長のために

ありとあらゆることを思考し、まずグローストレーナー自体があり方、取り組み方を変え続け、試行し続けなければならない

のです。

まとめ

今回は下記について、お話しさせてもらいました。

・グローストレーナーとコーチの違い
・成長の責任者としてのグローストレーナー
・グローストレーナーであるためには

次回、最終部は

・グローストレーナーがし続けなければいけないこと
・グローストレーナーが作る未来

を、お話ししたいと思います。

今回も、お付き合いありがとうございました!