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相手のプレッシングに対するビルドアップの方法(1433でのビルドアップ)

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ビルドアップの整理をするための3つのポイント

ビルドアップについて整理したいという方は、是非とも読んでいただきたい記事です。是非とも最後までお付き合いください。

早速ですが、
自チームのビルドアップを今よりも改善するために、3つのポイントを提案します。

その3つとは、
[ポイント1]プレッシングは大きく分けて3つある
[ポイント2]最終ラインの確認
[ポイント3]システムの噛み合わせによるフリーマン・フリースペースを見極める

です。


[ポイント1]プレッシングは大きく分けて3つある

[ポイント1]プレッシングは大きく分けて3つある

まずは、相手のプレッシングをみます。
大きく分けると3種類に分類ができます。
1トップ(3トップ)
2トップ
マンツーマン(前プレ)

基本は、CB(最終ラインやアンカー含む)に対してどうやってプレッシングをかけてきているかで判断します。

1トップの場合、2CBのどちらか一方がフリーマンとなるため、GKも含めた2CBvs1トップの1stラインをこえていきます。

2トップの場合、2CBvs2トップで同数となりますが、GKを含めると3v2となります。相手の2トップの連動がよく、かつフリーマンであるアンカーを消されている場合、可変して数的優位を作り1stラインを越えていきます。(相手が2トップだから3枚に、という考え方自体否定はしませんが、育成年代の指導者の方は、CBの能力を引き上げるためにも2トップだとしても、2CBでの攻略を模索させて欲しいと思います。)

マンツーマンで前からどんどん人を捕まえてくる場合、できるだけ相手の3ラインを間延びさせるために4バックは低い位置にします。ピッチは<縦105m×横68m>です。ハーフライン=オフサイドが適用されるラインは半分の52.5mからとなります。前プレでくるチームも多くは1stライン+2ndラインの2ラインでのプレッシングとなり、最終ラインは攻撃チームの3トップを放っておけなくなるため2ndラインと最終ラインが間延びすることも多く見られます。そのため、そこのライン間を目指します。もし、そこを最終ラインの選手が消しにくるようなら最終ラインの背後を越えていきます。


[ポイント2]最終ラインの枚数の確認

最終ラインの枚数の確認

 前線の枚数と同様に、最終ラインの枚数を確認します。
1433の場合、3トップが高い位置をキープすることで相手の4バックがそのマークをする場合、プレッシングにくる守備チームのフィールドプレーヤーは6人となります。
 しかし最終ラインを、3トップに対しても3バックで守る場合は、中盤をマンツーマン気味でくることが予想されます。その時は、前線3v3にどうやって攻撃の枚数をプラス1にするかを考える必要があります。
(当然、GKを含めれば8v7で数的優位は保たれますが、リスクが高くなります。)


[ポイント3]システムの噛み合わせによるフリーマン・フリースペースを見極める

システムの噛み合わせによるフリーマン・フリースペースを見極める

ポイント3ではシステムの噛み合わせによって、誰がフリーマンとなるのか、どこがフリースペースになるのか、更には守備側はデメリット(選択したシステムによって起こるフリーマンやフリースペース)をどう消してくるのか、を考える必要があります。

1433ベースで考えた時

14231の場合
1トップのため2CBの一方がフリーマンになります。
2CBで1トップを越えていきます。

1433の場合
1トップのため2CBの一方がフリーマンになります。
2CBで1トップ(3トップ)を越えていきます。

14231も1433もCBにプレッシャーをかける枚数は1となります。

1442の場合
2トップのため2CBvs2トップで同数になります。ここでの優位性はありませんが、アンカーがフリーマンになります。
まずは2CBで1stラインを試みますが、難しいようなら数的優位を作って相手の1stラインを越えていきます。

1352の場合
2CB、アンカー、SB。IHは全て捕まっています。
フリーマン・フリースペースはありませんが、前線が3v3の同数になります。

まとめ

ポイント1-3と挙げましたが、試合に入ったら数分で3つのポイントを同時に観察することが大切です。
ポイント1と2は試合に入らないとわかりませんが、ポイント3は準備をすることができます。
自チームが1433だとして、
相手のシステムは無数にあるわけではありません。
自分達の攻略方法と相手の変化、受験生ではありませんが、傾向と対策を立てて解決策を指導者と選手ともに準備していく必要があります。
(※傾向と対策については、記事を見ていただける方が多いようでしたら、書いてみたいと思います。

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