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安心と意欲との関係!

今回の紹介は「パーキンソン友の会」です。
この会は2ヶ月に1回程度に開催されています。
主催者は友の会代表の山下さん。
本人がパーキンソン病を患われている、パーキンソン病を患われているご家族や親族がいる、そういった方が集まられている会です。
登録数も50名ほどになっていますが、つまり、それだけの人が悩み苦しまれているという現実です。

会の内容
①歌
②闘病でつらいこと(みんなで解決)
③リハビリ

①は、会の委員でもある民生委員と「みゆき&オートルズ」として二人組で活動(ギターとエレクトーンで演奏しながらの歌披露)されています、徳山さんと松本さんによる、歌で幕を開け、病気が進行すると声も出にくくなることから、皆さんと一緒に歌を唄います。
今回は八代亜紀さんの名曲を中心に、参加者からリクエストを聞いて演奏されていました。

②は、今回から新規参加者もおられるので、自己紹介を兼ねて意見交換の時間です。
病気になる前兆としては、ちょっとした違和感で詳しく検査して判明した経緯や、その日によって体調や動きが変わるので辛い思いをされている話しがありました。
この話しを踏まえて、益城町で立ち上げた有償ボランティアを紹介し、生活でできなくなったところ、もしくは出来ずらいことにスポットを当てた支援となっています。
・ゴミ捨て(1回)
・掃除(20分目安)
・買い物(40分目安)
50円〜300円の金額で依頼することができます。
病気を患われている人にしかわからないこともあると思いますが、できることに支援することはしませんし、支援してほいしことに介入することが大切だ説明しました。
辛いなか、厳しい言葉に聞こえるかもしれませんが、自宅で生活されていることを思うと、なるべく出来ることを残してあげたいという考えがあるからです。
参加者の一人に元看護師(パーキンソン病ではないが違う病気を患われている)がおられ、その人も同じようなことを言われていました。

八代亜紀さんの名曲を唄われている一枚!

住み慣れた自宅や地域で長く生活できることは誰しもが思うことでもあります。
誰からでも、支援を継続してもらえれば安心もできますよね。
しかし、必要以上に介入や支援を受けると、してもらう気持ちが大きくなるばかりです。
そして、安心はできる反面、意欲は低下する可能性もあります。
安心はすべてしてもらうことだけではなく、自身で出来ること、出来ないことを整理して、出来ないことは支援をお願いし、出来ることは続けられる工夫を考え住み続けていければ、地域コミュニティや自助、共助、公助も連動していけると思います。
個人や地域で考えてみることもいいと思いますが、どうでしょうか。

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