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近い将来「熊本ってなんかすごくなってない?」という話が出てくることを目指して事業プランを考えた話

2019年7月9日。熊本日日新聞紙上で、ようやく発表された。熊本市の上通にある施設びぷれす会館7階に誕生する「びぷれすイノベーションスタジオ」だ。オープンは今年10月の予定。ただいま絶賛準備中。
WEBの記事でも紹介されてます。

熊本日日新聞社(=熊日)が準備してきたこのプロジェクトにプランナーとして参加してから約1年。事業企画立案から事業構築、クリエイティブ制作などなどで並走させていただいている。熊日としての事業立ち上げ動機というか背景みたいなことはありつつも、プランナーとして常に考えてきたのは近い将来に「熊本ってなんかすごくなってない?」みたいな状況を生み出すために事業でなにかできることなないだろうか、ってことだった。コワーキングスペース的構想は条件の一つだったけど、「おしゃれ」とか「働きやすい」とかの要素はもちろんあるに越したことはないけどコアにはならない、と思った。「熊日らしさ」もしくは「熊日にしかできないこと」が絶対に必要だった。例えば「熊日が熊本のために尽くす場所」みたいな方向性にいければいいな、と考えた。

そして(結果的にコンセプトのワードとしてはボツになったけど)初期に構想したコンセプトは「株式会社熊本」だった。本当に会社を作るわけではなくて、この場所を一つの会社に見立てるような考え方。ワークスペースに集まる人を社員と考えて、社員みんなで熊本の課題を解決する事業を実行していく。その結果、熊本がグングン成長していく。そんなコンセプトで場所ができてそこに仲間が集まれば、その向こうに「熊本ってなんかすごくなってない?」が見える感じがした。この思想自体は、今もほぼそのまま事業の中心にある。言葉はもう少し噛み砕いたけど。

だから私自身はこの「びぷれすイノベーションスタジオ」を、単なるコワーキングスペースとは全然認識していない。すべては「熊本ってなんかすごくなってない?」が実現するために機能を揃えた場所、というイメージ。働く人たちが集まっていた方がいいから「みんなで使うワークスペース」があるし、できるだけ気軽に活発に顔見て相談したり話できた方がいいから「ラウンジ」があるし、普通に仕事してても出会えない人と出会って化学反応生まれた方が良さそうだから「イベント」やっていくし。それは会員同士のマッチングといえば確かにそうなんだけど、そんなことは当たり前に起こっている。そんな機運とか熱とかがグッと集まっているような場所になるようにしていきたい。

という感じで、私の想いはとても1回では書ききれないので、たぶんまた書く。「熊本ってかなりすごくなってきたよ」ってことにしていきたいし。

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