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芸術とビジネスの関係構築に立ち向かいたいという話

昨日観た『we margiera マルジェラとわたしたち』 https://wemargiela.espace-sarou.com/ は ファッションブランド「マルタン・マルジェラ」をモチーフにしたドキュメンタリー映画。芸術とビジネスはいかに融合するのか、いかに関係構築が可能になるのか、ということに思いをめぐらした。

マルジェラがこれまで世に送り込んできた洋服が革新的で奇抜で新しい時代を作ってきたってことは、店頭でいつ見ても「かっこいいなー」「これどうなってんだろ」「すげーなー」とか思いながら触れてきたから少しは知っている。しかし当然ながらその向こう側で何が起こっていて、何を考えていたのかなんて全然知らないから「へー」「えー」「ほー」ってことが多かったな。

中でももっとも印象的だったのは、マルジェラの作家性の強さ。ほとんどメディアにはでてこないミステリアスなところも含めて私がイメージする芸術家そのまま、という感じ。「だからこそあれだけの独創性」という思いと「それがビジネスとして継続できるってほんとすごいな」という謎が解消していく。つまりその裏側では相当に厳しい経営を余儀なくされていた、と。

ファッションが芸術なのかどうかはどちらでもいいんだけど、芸術家的志向を持つ作家と社会との接点をどう生み出し、継続するための手段としてビジネスをどう構築するか、ってやっぱり解消が難しい問題なのかな、と改めて思う。マルジェラでさえ、こんな感じなんだから。

でも…いや…だからこそ、かな。これってどこか遠い世界の話ではなくて、私のライフワークとして立ち向かう問題にしようと1年前に決めた。このテーマはこの先ずっと並行してやる。他のこともやるけど。で、近々その一手目を打つべく、準備を進めている。早くリリースしたい。

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