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劇団四季『アナと雪の女王』

また小さな夢をひとつ叶えました。

家族で観劇する。

春に家族ができて間もなく、通勤電車の中でアナ雪の上演が決まったとの情報をキャッチしました。
すぐにチケットを購入。
半年間、この日を楽しみに楽しみに過ごしてきました。

実は、劇団四季のチケットをおとな二枚こども一枚購入したのは、これが初めてではありませんでした。

もう何年前になるのか忘れてしまいましたが、当時彼だった夫がテレビで劇団四季の『アラジン』の上演告知のことを興味深そうに話していたのを聞いて、こっそり彼の娘と三人分のチケットを購入したのでした。
その頃の私たちはまだ不安定で、チケットを買う前に相談したら、即NGが出るような状況でした。
劇団四季の公演は、数ヶ月先のチケットなら購入できると言う人気ぶりでしたので、願掛けのつもりもありました。
結局上演日近くなっても状況は好転する気配もなく、こっそり準備したチケットはこっそり手離すことになってしまったのですけれど。


娘は、二年前に、前の学童のみんなと『ライオンキング』を観に行ったことがあるそうで、劇団四季は二回目でした。ディズニーアニメはそれなりに好きと聞いていたし、アナ雪を観に行くよ。と言うと、1かな?2かな?などと聞いてきていたので、きっと目をキラキラさせて喜ぶだろうと思っていました。

観終わって感想を聞くと、楽しかったよ。とあっさりしたもの。
特に印象に残ったシーンは、一幕の最後、私が全身鳥肌を立てて感動した、自分を取り戻すエルサ。
「音が大きくて怖かった。」そうです。

劇場から出て、まだ興奮冷めやらぬ両親の隣で「マックのポテト食べた〜い!」と、一気に非日常から日常へと引き戻してくれたのでした。


反して、のめり込んだのは劇団四季初体験の夫の方でした。

元々音楽や映像が好きな人なので、好みさえ合えば楽しんでくれるだろうとは思っていました。

それにしても、今回の舞台装置や演出は、私から見てもさすが劇団四季と唸るほどのハイクオリティ。
映画の世界観を大切にしながら、舞台ならではの迫力を加え、更に心を揺さぶります。

夫は、人が人をこんなにも感動させることがあるのかと思った。とのこと。
そして、コロナが少し収束の兆しを見せ、ようやくこうして芸術を楽しむことができる日々が戻って来たことも重なって、喜びを感じたそうです。

生でしか味わえない、フィナーレの会場の高揚感。
いつまでも鳴り止まない拍手はいつもに増して、みんながんばったよね。と言う一体感を醸し出していたと思います。


必ずもう一度観たい。
そして、両親にも観せてやりたいと思ったよ。


優しい夫と無邪気な娘。

これからもまた、私の趣味にもいろいろ付き合わせることになると思うけれど。


娘には、経験をプレゼントできればいいと思っています。それを好きになろうが興味を持つまいが。
夫には、共感してもらえるものがあれば、この後の人生がより豊かになるなぁと思っています。


伸びやかな歌声に魅了されるアナ雪。
次は姉も誘って観に行きたいなぁ。

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