品性を感じさせるおじさまに心ときめかずにはいられない

私はおじさまが好きだ。もちろん、全員ではない。滅多にドストライクのおじさまはいない。

ではどんなおじさまがドストライクなのか。まず年代は、40代〜50代くらい。

一番理想のおじさまは俳優の阿部寛、椎名桔平、竹野内豊など。おじさまの渋さや落ち着きの中に、ちょっとやそっとのことではブレない芯の強さを私は一方的に感じ取る。あの渋さはいい歳の重ね方をしないと出ないよなぁといつも思う。過去にどこか苦労してそうな陰を感じさせるのも、良い渋さを出してるのだろう。

しかもそれは前面に押し出されたのもではなく、本人が佇んでるだけで自然に香ってくる感じ。そこはかとない色気を感じさせる。そこまで来るとその渋さは個性となっていて、個性を確立させた強さも感じる。

20代の女子におじさまが好きと言うと同意を得られることはよくある。意外とおじさまが好きな女子は多いのだ。

さらに私は日常生活の中でこっそり、身の回りの中からおじさま推しメンを心の中で作って楽しんでいる。もちろん、遠目で見ているだけだが。深く付き合いたいとは思わない。

とはいえ、阿部寛や椎名桔平のようなおじさまは当たり前だが身近にはいない。だが、確実に私の心がときめくおじさまは日常の中にもいる。それはどんなおじさまかというと....

1. 物音を一切立てない
2. どんな人間に対しても物腰が柔らかく丁寧
3. 佇まいが綺麗

上記の3点に共通するのは品の良さと落ち着きだ。品の良さは所作や佇まいに現れる。先ほど挙げた俳優と同じく、品性からも芯の強さを感じるからかもしれない。品性は誰にも奪えるものではないし、本当に品のある人は周囲に左右されずに品性を貫き通す強さがあるように感じる。そこに色気を感じるのかもしれない。

昔、新幹線で隣になったおじさまが、パソコンをカバンから取り出し机に置いて起動させるまでの一連の所作を物音一切立てずにやっていた。あれには本当に驚いたし、今まで全く物音を立てない人を見たことがなかった。新幹線だから車内の音がうるさくて聞こえなかっただけじゃないの?と思われるかもしれないが、その時新幹線は駅に停車していた。あのおじさまからは本当に品性を感じた。会話も何もしてないのだが。品性は態度で現れてしまう。

品の良いおじさまに出会うと、自分もちゃんとしなきゃと思うのだが、私は物音を立ててしまう....自分が品のない人間だから品のある人にトキメキを感じるのかもしれない。

ちなみに憧れの存在と共通するが、ステキなおじさまも遠目から見ているだけでいい。憧れの人と付き合うと地獄を見るとはよく言われるが、私も推しメンのおじさまには私の理想のままでいて欲しいから深く付き合いたいとは思わない。遠目で眺めるだけで幸せ。それが私にとってのステキなおじさまだ。