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精神障害者保健福祉手帳 徹底解説講座

<はじめに>

「精神障害者保健福祉手帳」をご存知でしょうか。とても長い名前なので「精神障害者手帳」等と呼ばれたりします。
一定の生活上の困難を抱えた人に、生活するうえで必要なサポートを受けやすくするために、またサポートをする側が提供しやすくする目安のために設定されている福祉制度です。

障害年金のように、取得することで一定の金額を受給できるものではありません。
ただし、申請には主治医の診断書と精神保健福祉センターでの審査を経る必要があるため、障害者本人が「困っている」と主張しても理解されづらい障害の度合いを公的に証明できるものでもあります。
受給金はありませんが、税金の控除企業ごとの割引サービス障害者向けの福祉サービスを受ける際に手続きが簡略化されるなどのメリットもあります。

それでも、「障害者」という文言がついた制度であるため、取得に躊躇するかたもいるでしょう。
必ずしも取得しなければいけないものではありませんが、今の生活上の困難度に合わせて必要な支援が受けられるのであれば、取得したほうが自分の利益になります。

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全11項目で、手帳の全体が理解できるようになっています。 これから申請する、または家族に反対されて迷っている、としたら、検討材料として最適です。

精神障害者保健福祉手帳について徹底解説します。制度の概要、申請手順から、手帳を活用した生活支援・社会復帰事例、Q&A、専用スマホアプリのご…

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