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withコロナ禍で、どうやってインバウンド集客するのか?(四)|広告運用編

皆様、こんにちは!日本滞在歴11年、約200社ぐらい中国進出の実績を持つ日中越境ビジネスの架け橋_Kelvinです。

前節の第三節には、マーケティング施策の確立に関わるSTP戦略の部分について、ご紹介させていただきましたが、いかがでございましたでしょうか?時間もだいぶ経ってしまいましたので、内容などお忘れの方は、下記のリンクから目を通してみてください。

STP戦略とは、セグメンテーション(Segementation)、ターゲティング(Tageting)、ポジショニング(Positioning)の頭文字を取ったものです

本日、訪日中国人のインバウンド集客対策の一つとして、広告対策について、ご紹介いたします。

インバウンド広告集客

去年の年末に、中国政府から、2023年1月8日から中国入国時の隔離政策を撤廃するよう発表しました。それと同時に、秩序を持った上で、国民の海外旅行を徐々に開放していき、海外旅行ビザ用のパスポート申請受理も開始すると発表しました。

2020年コロナが流行ってから、約3年間休止した海外旅行、やっと2023年で実現ができそうだかなり中国国内の市場へのプラス影響を与えています。詳細に付き、年明け前に下記の情報をまとめておりますので、ご覧くださいませ。

さて、それを背景に、真剣に2023年のインバウンド客の売上を獲得するため、予めどの手段があり、中国にいる消費者に届けられるかをご紹介して参りたいと思います。

DSP広告

DSP広告とは、DSP(Demand Side Platform)=広告主向けのプラットフォームを通じて配信される広告のことです。 広告主の目的に合わせて、様々な配信面に配信したいターゲットを設定して広告配信をすることが可能です。

従来のアドネットワークと違う点におかれましては、DSPは直接媒体から広告枠を購入することではなく、CPD(Cost Per Day)という方法を採用して広告枠を獲得するでもありません。広告取引プラットフォーム(AdExchange)からリアルタイム入札で広告を露出する機会を得て、DSPは広告取引プラットフォームを通じて露出枠ごとに個別購入する、つまりCPM(Cost Per Mille)という方法で広告スペースを獲得します。

代表例:テンセントGDT(廣点通)

特徴:テンセントグループ長年の経営に亘って、提供する各種サービスによって蓄積されたデータの有効活用ができ、そちらをターゲティングタグとして膨大なアクティブユーザーにリーチできるところが最も大きい武器となります。

テンセント傘下のサービスデータを有効活用
5つの大ジャンルでターゲットオーディエンスに特定
実際の広告表示例

SEM広告

SEM (Search Engine Marketing)とは、検索エンジンマーケティングのことで、インターネット上のリソースを統合した新しいマーケティングモデルです。予算に関する融通が利く、効果が出るスピードが速い、広告の形がシンプルなどのメリットがあります。SEMは企業に新型WEBマーケティングのモデルを利用し、リアルのマーケティングを実現するために、最小程度の投資、最短時間、多数のプラットフォーム、最大の効果を実現させ、ブランド知名度や露出を高めていく手法のことを指します。

代表例:Baidu

Baidu検索のおすすめポイント

特徴:近年若者の検索離れというものの、Baiduは依然として中国検索エンジン市場における王者とも言えます。下記はStat Counter Global Statsが2022年7月にて調査した中国検索エンジンのマーケットシェアです。特にモバイル領域では、バイドゥ検索は依然として、中国消費者における最も使用されているサービス。意図的なワードの精査をしっかりと調査しておけば、的確なターゲットユーザーにリーチすることができ、ブランドの知名度や露出を高めることに有効的です。

2022年検索エンジンの中国市場シェア
Baidu検索の強み

インフィード広告

インフィード広告とは、ニュースメディアやSNSのフィード型コンテンツ間に挟まれる形で表示される広告のことです。コンテンツと同様のフォーマットなので、広告感の薄い自然な形でユーザーに表示されます。

ご存知のように、中国消費者は旅行が決まった時点(旅前)で様々な媒体で情報を収集し、限られた時間で行き先のスケジュールを組んでおくパターンが多いです。データによりますと、2〜6ヶ月前から旅行計画や旅行情報を調査する人が一番多く、約半分ぐらい占めております。一方、目的地に知れば知るほど、そこの準備期間も短くなる傾向があり、そちらも合わせると、大々8割の方は出発前の1ー6ヶ月の間に手配するとのケースが多いです。

しかし、旅行の最中でどうしても計画通りに行かないケースも生じるため、緊急措置に対応するには、その場で情報を収集することも想像がつきます。この段階で多いパターンは急に変更したスケジュールに伴う宿泊、飲食の需要です。最後、国に帰った後で、今回の旅行に関する感想やおすすめな部分と不快な経験もSNSを通じてストレス発散することも多いです。

その一連の流れでよく利用するサービスはやはりコンテンツ型のアプリが最も多く、インフィード広告はそれぞれのプラットフォームと融合する形で、他のユーザーが投稿するようなコンテンツと一緒に表現するため、ユーザーの注目を集めやすい広告手法です。

代表例:OTAのインフィード広告

まとめ

さて、本日、訪日インバウンド客の施策でそれぞれ、広告形式の特徴とポイントをまとめてみました。いかがでしたか?詳細について、もっと詳しく知りたい方は、コメントでもいいですし、直接ご連絡いただいても構いません。

問い合わせ先:
kelvin
kelvinyao0928@gmail.com

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