ケンブー

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言葉の持つチカラ

読書ノート「組織と個人の成果にブレイクスルーを起こす法 ~パフォーマンスアップ3つの法則~」スティーヴ・ザフロン、デイヴ・ローガン 著 世界的コンサルティング企業のCEOと米国ビジネススクールの教授という2人の著者が、「人は、限界を超えたパフォーマンスにいかにしてたどりつくのか?」という問いについて、世界各国のプロジェクトで実証済みの方法論を本書で体系化したという。 久々に後で読み返す本に出合ったので、自分用にまとめておく。 はじめに本書の記載でしっくりこない箇所があった

    • おばぁとハル子おばさんから学んだ幸せな生き方

      先週、僕が大好きなおばぁ(母方の祖母)が95歳で天命を全うした。 亡くなる3日前には、娘をつれて最期のお別れの言葉もかけることができたので、心の準備期間も確保でき、穏やかな気持ちで見送ることができた。 僕の両親は共働きだったから、僕が生まれてすぐ、育児面でのサポートを得るために、那覇でのアパート暮らしに見切りをつけて、母方のおばぁの家の近くに家を買って引っ越したのだった。 おばぁの家は本島南部の東風平(こちんだ:現八重瀬)町富盛という地域で、面積のほとんどがさとうきび畑、約

      • 邪悪な人とは?

        読書ノート「平気でうそをつく人たち ~虚偽と邪悪の心理学~」M・スコット・ペック 著、森英明 訳 1996 草思社 精神科医である著者は、自らの診療経験から、世の中には"邪悪な人間"がいると考えるに至ったという。 本書で語られる邪悪な人間の特徴の一部を以下に記す。 ●深くかかわらなければごく普通の人。 ●犯罪者の烙印を押されているわけではない。 ●自分には欠点がないと思い込んでいる。 ●異常に意志が強い。 ●罪悪感や自責の念に耐えることを拒否する。 ●他者をスケープゴート

        • 知の巨人がHBS卒業生へ伝えた最後のアドバイス

          読書ノート「プロフェッショナル人生論」-"人生のジレンマ"を克服するために- How will you measure your life? C.M.クリステンセン 関美和 訳 今日1/23はクリステンセンの命日(2020.01.23)。彼が残した経営理論は、人類の宝物なのですが、彼が2010年にハーバード・ビジネス・スクールの卒業生向けに講演で語った内容がステキなので、備忘を兼ねてメモにしました。 彼が世界最高の頭脳を持つ卒業生たちに語ったのは、キャリアだけの話ではなく「

        言葉の持つチカラ

          「親しき仲にも礼儀あり」は本当だった

          読書ノート「Think CIVILITY「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である」 クリスティーン・ポラス 著 何度も読み返したい内容だったで自分用のサマリーと、最近のニュースで思うところがあったので考察。 無礼な人の恐るべき影響力無礼な行動をとる人は、周囲の人を萎縮させたり、集中力を奪ってしまう。 著者らの研究によると、職場で誰かから無礼な態度を取られている人について調査した結果、次のことがわかったという。 職場で誰かから無礼な態度を取られている人は、 ・48パーセント

          「親しき仲にも礼儀あり」は本当だった

          「情けは人のためならず」は科学的に正しかった!幸せになる与え方とは?

          読書ノート 「GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代」 アダム・グラント著 何回も読み返す価値のある本。最近読み返したので、ここに自分用としてまとめておきます。 著者らの研究によると、大きな成功を収める人々には「やる気」「能力」「チャンス」といった共通点があるが、これらの要素に加えて、「どのようにギブ・アンド・テイクするか」によっても成功が大きく左右されることがわかったという。 著者らは、ギブ・アンド・テイクのスタイルから、「ギバー(Giver与えようとする

          「情けは人のためならず」は科学的に正しかった!幸せになる与え方とは?

          頭と心を一致させる!2つの知性

          読書ノート「スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック」 ジェームズ・ドゥティ 著、関 美和 訳 この本をはじめて読んだときの感想は、「え、これ、本当に実話っ!?」「マインドフルネス(瞑想)やってみたい!」でした♪ 基本的に、#読書ノート は、大好きな本の中で、後でもう一度読みたい部分や読んだときに感じたことをまとめた自分用メモですが、友人がこのnoteを読んだときに概要がわかるように、最小限のあらすじも記載しておきます。 【あらすじ】 父はアルコー

          頭と心を一致させる!2つの知性

          どうすれば心理的安全なチームにできる?

          読書ノート「心理的安全性のつくりかた ~ 「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える~」 石井遼介著 チーム作りで迷ったらまた手に取るので、ここに自分用としてまとめておきます。 「効果的なチームには、どのような共通点があるのか?」について、Googleの社内プロジェクトで研究した結果、 「誰がチームのメンバーであるか(有能なメンバーがいるか)」よりも「チームがどのように協力しているか(チームのカルチャーやメンバー同士の関係性)」が重要であった。 特に、「心理的安全な

          どうすれば心理的安全なチームにできる?

          粘り強くなれる心の持ち方とは?

          読書ノート「マインドセット ~「やればできる!」の研究~」 キャロル・S・ドゥエック、(訳)今西康子さん モチベーションについて研究していた著者は「なぜ、スキルは同等なのに、難題に直面したときにあきらめる学生と、粘り強く学ぼうとする学生がいるのだろう?」という疑問から研究を進め、「できない理由の捉え方(マインドセット)に差がある」ことがわかったという。 この本は、重要なこと(ためになる知識)を単純化して説明していくれているので、とても理解しやすかった。これだけ売れているの

          粘り強くなれる心の持ち方とは?

          問いレットペーパー ~世界初 水に流せる自己啓発書~ 商品開発のすすめ方

          問いレットペーパーの商品開発プロセスを個人的なメモも兼ねて記録しておきます。 【はじめに】 「問いレットペーパー」とは、私がプロボノで参加している株式会社超企業が商品開発した「世界初 水に流せる自己啓発書」で、一生のうち約3年分にもなるといわれるトイレ時間を自分の内面と深く向き合う内省の時間として有効活用するための「問い」がトイレットペーパーに印字されています。 【商品のアイディア】 超企業のパーパス(存在目的)や組織の価値基準について、メンバーでブレストした結果、 時代

          問いレットペーパー ~世界初 水に流せる自己啓発書~ 商品開発のすすめ方

          「ブラック企業」を生み出しているのは私たちかもしれない

          読書ノート「投資家が「お金」よりも大切にしていること」藤野英人さん ステキなお金の使い方とは?、良い会社とは?、投資とは?、を考えるきっかけになった。以下、気づきと、今後の行動指針にしようと思った点をメモ。 【気づき】▶経済は互恵関係・「自他不二(大乗仏教)」=自分と他人を二つに分けて考えることはできない。生産活動や消費活動を通して、誰かを支え、誰かに支えられていて、全てはつながっている。部分最適は長く続かない。 ・自分の喜びは他人の喜びにつながり、他人の幸福は自分の幸福

          「ブラック企業」を生み出しているのは私たちかもしれない

          「目の前の人の関心」へ関心を注ぐ

          読書ノート「沖縄から貧困がなくならない本当の理由」樋口耕太郎さん 樋口さんの思考が文字化されたことで、これまでよりも深く理解できた。 以下、気づきと、今後の行動指針にしようと思った点をメモ。 【気づき】▶本当の問題解決とは・私たちは問題に直面すると、対症療法を圧倒的に優先してしまう。 ・対症療法は、目の前の問題に短期間で分かりやすい効果が出て、評価されやすく反対されにくい。 ・多くの問題にモグラ叩きのように「対症」していくことは、時間も費用もかかり現場が疲弊する。 ・問

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          「2020年6月30日にまたここで会おう」瀧本哲史 (7/6まで全文公開中) 2019年に夭逝した瀧本さんが、2012年6月30日に10代20代を集めて「君たちの力で世の中を変えよ」と檄を飛ばした〝伝説の東大講義〟。 それから8年後、再結集を約束した「2020年6月30日」その日に、講義をYoutube Liveで再現したイベントがあったので視聴。 お会いしたことはないけど、書籍や記事を読んで面白い方なんだろうなーと思っていましたが、Youtube Liveを視聴してます

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