人生を面白くする 本物の教養

書籍名:人生を面白くする 本物の教養
著者:出口治明
発行所:幻冬舎
初版発行日:2015年9月30日
入手先:旭川市中央図書館
読了日:2018年11月13日

目次(コンテンツ)

はじめに
第1章 教養とは何か?
第2章 日本のリーダー層は勉強が足りない
第3章 出口流・知的生産の方法
第4章 本を読む
第5章 人に会う
第6章 旅に出る
第7章 教養としての時事問題ー国内編ー
第8章 教養としての時事問題ー世界の中の日本編ー
第9章 英語はあなたの人生を変える
第10章 自分の頭で考える生き方


本書の内容

著者はライフネット生命保険の創業者。以前彼が駐在していたイギリス(本書では連合王国と記載)の教育と比較したりしながら、日本教育の問題点や日本人の教養不足・意識不足を指摘して、教養を得ることはいかに面白いか、グローバル社会ではいかに必要であるかを方法論とともに解説した一冊。

戦後日本は急速な経済成長を遂げました。しかし分析すれば、冷戦構造の中でキャッチアップモデル・人口増加・高度成長の3セットが極めてめて上手く機能した社会のなか、青田買い・終身雇用・年功序列・定年制の労働慣行が行われ、個人の教養のあるなしや個性、主体性は関係ない集団・・・むしろ没個性のほうが都合が良かったというかなり特殊な社会、例外中の例外な時代であったことが分かります。

いまや普通の国となった日本は、普通の国の人々と同様に生き残りのために必死に勉強し、色々なことを知り、自分の頭で考えなければならない。じゃあどうすれば・・・今日が一番若いので今日からその努力をすれば、何歳であっても遅すぎることはないと説いています。

そして実際の思考の組み立てかた、本の読みかた、人付き合いのしかた、教養としての時事問題、英語のススメと読み応えのある章が続きます。

最後に筆者は「職場の一員」である前に「社会の一員」として堂々と自分の信念に從って生きるよう訴えます。「ワーク・ライフ・バランス」ではなく「ライフ・ワーク・バランス」であるべきとも。

教養から世界の広大さを認識すれば、仕事や職場の世界は小さなものであり、もっとメリハリある合理的な働き方で極力無駄を省き、そのぶん私生活を充実させる生き方にシフトすることにより、おのずと人生の手応えが考えられるはずと説いています。

■要点
・教養とはより良い社会とより良い人生を実現するための武器
・「ボキャブラリー」「広く、ある程度深い知識」「自分の意見」を持とう
・教養により価値観や人生観を広げよう


私の感想

実はこの本を図書館で借りたのは2回目。1回目はインプットだけだったのでアウトプットするために借りてみました。やはり知的好奇心を刺激する面白い本ですね。本来なら各章のエッセンスも書きたかったところでしたが、超大作になるので省略しました(笑)。もし次に読みかえしたくなったら本書のkindke版を購入します。

自分も不安や不満は知識不足・教養不足から来ると思っており、不安や不満を感じたらまずネット検索などで事実を調査します(教養として身につくまでにはなかなかたどり着きませんが(笑))。また合理的考えも好きなので本書はとても楽しく読めました。

高度経済成長の分析では、「人口ボーナスだっただけ」と喝破したインベスターZ(6巻)と遠くない結論だったことが興味深かったです。いまだに高度経済成長のフィルターを通して若者を見ている事業者・個人がいるとしたらかなり問題かと思います。

ところで「はじめに」の章で、私の場合は、こうしたら具合がよかったのでその方法を述べますが、採用するかどうかはあなた自身でよく考えて決めてくださいとあります。なんとも自信なさげな表現ですがそのとおりで、この本を読んだから教養が身に付くというわけではなく、自分がこの本を読んで何に気づき、自分が今日から何をすべきかを考えるための本かと思います。

著者は特に若い人向けに書いた本とのことですが、すべての年代、すべての職種、そして無職(わたしです)にも非常に役に立つ本だと思いました。


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