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【令和元年度データ追加】学校管理下における熱中症件数、運動に由来する疾病件数

学校管理下で発生した「運動に由来する疾病」「熱中症」の件数の推移を追っています

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大学や専門学校で身体の仕組みに関わることや運動・トレーニングについて講義をしながら、運動部活動でトレーニングサポートをしています。

noteでは日々の雑然としたことや思考、スポーツ選手の体格に関わるデータをまとめています。

運動に由来する疾病・熱中症件数

今回のデータは体育的部活動に限定せずに学校の中で発生している件数になります。学校安全WEBの統計データ、帳票14より引用しています。

リンクのまとめはこちらから。現形式でまとめられている平成23年度からの推移です。

「運動に由来する疾病」ということで実際にどこを負傷したか、ではなくそれに起因して起きる関節疾患などの数値ということになります。例としては

(2)  骨折、打撲に起因するその部位の骨膜炎・骨髄炎
(3)  捻挫、打撲傷等に起因する関節炎、椎間板ヘルニア
https://www.jpnsport.go.jp/Portals/0/naash-reiki/act/frame/frame110000190.htm

では、実際の数値の推移を確認していきます。

学校管理下における熱中症件数推移

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熱中症はその年の気温の影響も多いので、年度によって差がありますがそれでも一定件数が発生しているということになります

運動に由来する疾病①合計件数

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全体の件数としての推移はこのようになっています。
繰り返しますが負傷件数そのものではありません。

運動に由来する疾病②人数に対する割合

生徒数の推移をみなければこの数字の変化は評価できません。ということで生徒人数から割合を算出しました。生徒の人数については学校基本調査のデータを引用しています。

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割合としては決して高いとは言えないわけですが、それでも気になるのは自分自身がその領域に関わりもあるからでしょうか。

数としては少なくても当事者それぞれは様々なダメージを追っているので、あまり割合に誤魔化されてはいけないですね。

参考資料

運動に由来する疾病~脳・脊髄系疾患、心臓系疾患、肺その他の内臓系疾患~

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運動に由来する疾病~骨疾患、関節疾患、筋腱疾患、皮膚疾患~

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運動に由来する疾病~精神疾患、その他~

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あとがき

割合としては少ない、だけどその中に防ぐことができるものもあります。特に熱中症などはその代表的なものになります。指導者、教員・学校側だけの問題ではなく生徒自身でもできることは沢山ありますね。

わずかでもその一端に関わる身としては、やはりゼロをゴールに目指していくことが必要であるとも改めて感じます。







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