① 足し算のココロ
前回は第0回として、小学生でも微分(びぶん)が理解できるか?
について書きました。
「そもそも微分って何?聞いたこともない」
って思うよね?
「微分」ってのは、算数・数学の中でも特に難しいやつで、高校生で算数・数学が得意な人が勉強するやつだ。
「それじゃ小学生には無理っしょ」
って言いたくなると思う。でも頑張って一歩一歩説明していくから試しに読んでみて。分かりにくいと思ったらコメントちょーだい。
さて、はじめは「足し算」、「引き算」、「掛け算」、「割り算」から。
この4つの計算方法を四則演算(しそくえんざん)と言う。
加減剰余(かげんじょうよ)とも言うよ。使う記号は4つだね。
「足し算」とは増やすこと
「足す」という言葉は日常的に使われるからイメージできると思う。「何かの数が増えたら、全部でどのくらいなの?」ってことを計算するための数式だ。
数字が大きくなると、計算が面倒だし難しいけど、「足し算」の考え方は変わらない。大事なことだから覚えておいて。
数字ではないモノを足す
実は、数字ではないモノも足すことができる。
例えば「力(ちから)」。運動会の綱引きは、みんなで力を足し合わせることができる。全員の力は、1人1人の力の「足し算」で計算できるんだ。
「重さ」も足し算できる。2人で体重計に乗れば、2人の体重の足し算になる。
当たり前でしょ?って思う人もいるかもしれないけど、大学の数学を勉強する頃には、この深さに気づく人もいるはず。世の中には「足し算」か「掛け算」のどちらか悩むコトもあるのだ。・
「力(ちから)」も「重さ」も、数字で表して、数式で考えることができるのが算数・数学の凄いところだ。
中学→高校→大学と進むと、足すモノが、どんどん目に見えないモノになっていく。
それを数式で表すことが、算数・数学の1番難しいトコロだと思う。
けれど、「足す」という考え方は変わらない。
次回は「引き算」について考えてみよう。
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