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[Raspberry Pi4]ラズパイ 4にArch Linuxを入れてみた

[Raspberry Pi4]ラズパイ 4にArch Linuxを入れてみた

はじめに最近、5の国内販売が始まったからか、何かと話題のRaspberry Piですが、我が家にあるのは4です。
家のLinux環境を徐々にArch環境にしていこうと思っており、その一環でラズパイにもArchを入れてみることにしました。

動機と作業環境我が家のRaspberry Pi 4は、8 GBモデルです。なので、インストールするOSは64bit版が良いです。
Archの32bit版を入れて

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[EndeavourOS]インストール後の初期設定について

[EndeavourOS]インストール後の初期設定について


はじめにサブPCにEndeavourOSをインストールしたので、初期設定をしていきます。

初期設定ROG Zephyrus用のパッケージ類のインストール

# ASUS Linuxのレポジトリを追加# sudo pacman-key --recv-keys 8F654886F17D497FEFE3DB448B15A6B0E9A3FA35# sudo pacman-key --finger 8F

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[EndeavourOS]plymouthの設定

[EndeavourOS]plymouthの設定

はじめにサブPCにEndeavourOSをインストールしました。
インストールしただけでは、起動時にブートメッセージが流れるため、ブートスプラッシュを表示できるように設定しました。

plymouthセットアップplymouthのインストール

以下のコマンドでplymouthをインストールします。

# パッケージリストの更新# sudo pacman -Syy # plymouthのインストー

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【EndeavourOS】インストール時の手動パーティショニングについて

【EndeavourOS】インストール時の手動パーティショニングについて

はじめにサブPCのOSをUbuntuからEndeavourOSに変更しました。nvidiaドライバの更新が遅かったことと、Ubuntuはasusctlのサポート外であることが変更理由です。
EndeavourOSはArch系です。
DistroWatch.comで3位にランクインしています。

個人的にArch Linuxは昔使用していましたが、インストールが面倒なので、最近はUbuntu系ばかり

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Ubuntu 22.04でFcitx5が自動起動しなくなって困った話

色々と設定をいじっていたら、Fcitx5が自動起動しなくなりました。
解決方法を見つけたので、メモします。

1.自動起動の設定をする

次のコマンドをexecに指定したデスクトップエントリーを作ればよい。
面倒だったらGnome Tweaksから自動起動するアプリケーションに追加でも良いです。

$ fcitx5 &

2.環境変数の設定

fcitx5では下記のコマンドで診断ができます。

$

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UbuntuでFF15ベンチを回してみた

UbuntuでFF15ベンチを回してみた

広い世の中は広いもので、私以外にもLinux環境でFF15ベンチを回すことを試みている酔狂な方がいらっしゃいます。
私の見つけたのはお二方ですが、お二方ともパッケージ版のSteamを利用されているようでした。
私はFlatpak版のSteamを利用しているので試してみたところ、ベンチマークソフトの実行ファイルを見つけるのに苦労しましたので、後続のもの好きのためにナレッジを残します。

手順ベンチマ

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Ubuntuに接続したDualShock 4のタッチパッドによるマウス操作を無効にする

Ubuntuに接続したDualShock 4のタッチパッドによるマウス操作を無効にする

背景Ubuntu 22.04でゲームをする際、DualShock 4 (PS4コントローラ)を使用しています。
基本的に動作は良好で概ね不満はないのですが、タッチパッドを触った時にマウス操作が行われるため、操作方法が一時的にコントローラではなく、キーボード&マウスによる操作に切り替わってしまう場合がありました。
コントローラのボタンを押せば元に戻りますし、タッチパッドを多用するゲームをしないのであ

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VMware上のWindows 10をWindows 11に更新した話

VMware上のWindows 10をWindows 11に更新した話

VMware Workstation Playerが新しくなっていた先日、車のドラレコ用のSDカードを新しくしようと思い挿入したところ、フォーマットエラーで使えませんでした。
マニュアルを見ると、PCでのフォーマットが必要らしく、Windowsで専用ソフトウェアを使わなければならないと書かれていたため、仕方なくVM上のWindowsを起動して作業をすることにしました。
すると、VMware Wor

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Ubuntu 22.04.1環境でマザーボードのLEDを操作する

前書きメインPCの環境は以下の記事で公開した通りです。

Steel Legend B550MにはAddressable RGB LEDが搭載されています。
このLEDをUbuntuから制御してみようと思います。

準備OpenRGBというアプリケーションを使用します。

OpenRGBは、ソースコード形式、AppImage形式、Flatpak形式(非公式)で配布されています。
本来は公式版が良い

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メインPCをUbuntu 22.04 LTSにアップグレードした

メインPCをUbuntu 22.04 LTSにアップグレードした

今年4月に22.04がリリースされ、8月には22.04.1のポイントリリースが行われていたので、アップデートしようと思いつつも面倒で放置していましたが、先日ようやくまとまった時間を取れたのでアップグレードをしました。

環境構築アップグレードと書きましたが、新規インストールをしたというのが正しいです。
(アップグレードに失敗した経験があり、メジャーバージョンアップ時には新規インストールしています。

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Linux環境でSteamのゲームをする

Linux環境でSteamのゲームをする

PCゲームの動作環境についてPCゲームはほぼWindows向けに開発されており、Linuxに対応したゲームというのは殆ど存在しません。
しかし、Steamを運営するValve社によって開発されているProtonというツールを使うことで、Windows向けに提供されているゲームをLinux上で動作させることができます。
Protonは、Windows NTカーネルが提供するAPIを再現するwineに

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Linux Kernel 5.16環境でVMware Playerを使う

先日、諸事情によりメインPCのDebianをStableからTestingに更新した。
それに伴ってKernelが5.10から5.16に変わったことで、VMware関連モジュールのインストールに失敗するようになってしまった。

エラー

<省略>make[2]: *** [/usr/src/linux-headers-5.16.0-4-common/scripts/Makefile.build:2

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CF-XZ6上のDebianでHowdyを試してみた

CF-XZ6上のDebianでHowdyを試してみた

私の所持しているCF-XZ6RF7VSは、Windows Hello™️に対応している。
本当は指紋認証が良いのだが、私の機種には非搭載なので、Howdyで顔認証の設定をしてみた。

Howdyとは

Howdyは、Linux上でWindowsHello™形式の顔認証を提供するアプリケーションです。赤外線カメラと光学カメラを組み合わせて顔認識をしているようです。PAMとの連携で、ログイン、ロック画

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Let’s note XZ6でau nanoSIM・povo SIM使ってみた

Let’s note XZ6でau nanoSIM・povo SIM使ってみた

1年前に楽天モバイルを契約し、0円運用できるサブ回線として使ってきたが、昨年11月頃より自宅がほぼ圏外になった。

原因はKDDIのローミングが終了したことによるものと思われる。
楽天モバイルHPで確認すると居住地はエリア内と表示されるが、複数端末でスキャンをしても楽天モバイルのセル(PLMN44011)は見えない上、使えていた当時はパートナーエリアの表示だったため、上述の判断をした(KDDIの4

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