本当はキラキラした女性をSNS上では演じたかったけれど、もう色々とバレてきてしまった気がするので、開き直って今日はお片付けのお話し。

一緒に暮らす上で夫婦間の価値観の違いを分かりあう事って大事ですよね。
結婚して7年。私達夫婦は未だに自分の価値観を押し付けあって衝突ばかりしています。笑

もう少し相手の事を受け入れられたらいいな。この投稿を書いて思いを変えられたらと思います。

私の生い立ち

私の両親はとても綺麗好きで、いつも部屋を綺麗にしているタイプだった。
小さい頃の私は従順で、ちゃんと部屋を片付ける子だったそう。

高校生位からかな、部屋が汚くても生きていけるという事を知ってから、私の中で片付けはとても優先順位の低い行為になってしまった。

とは言え、部屋が汚いと人は不快に思う、という事は分かっているつもりである。
友人を家に招待する時はとっても綺麗に掃除をする。

床の掃除だって掃除機→クイックルワイパー→濡れ拭き掃除。徹底的である。（当たり前…？）窓磨きもして、壁拭きもして、1週間かけて大掃除をする。ちょっと覗くと見えちゃうパントリーの中まで綺麗にする。
そうして生活感ありまくりだった家の生活感をゼロにし、物で溢れたリビングはシンプルライフを極めた家なのではないか、と言われるくらい万全の状態にして迎え入れる。
（掃除は嫌だけど人を呼ぶのは大好き😜）

そして部屋の掃除をするとすっきりする。
そんな感覚はある。

片付けの考え方の違い

私の両親がふらっと我が家のリビングに来たら、部屋が汚すぎて「WAO！」と言った。
三十路を超えているのに親に注意された。

だって子供がいるとオモチャをしまってもすーぐ広げられてしまうんだもの。引き出しの中の物だってほじくり出されてしまう。
効率重視の（片付けが面倒な）私は人が来る時と部屋が相当汚くならなければ片付けのモチベーションが上がらない。

そう言い訳をしていたら、
「オモチャを出されたらすぐしまえばいいの。」
と、言われた。

ごもっともである。

そういえば、家作りをしていた時、キッチンをオープンキッチンにしようか壁で隠すタイプにしようか迷っていた。オープンキッチンの方が好きなデザインだったけれど、ちゃんと片付けられるか心配だったのだ。
そしたら、
「ちゃんと片付ければいいのよ。」
と、言われた。

ごもっともである。

でもやっぱり片付けられる自信がなくて少しだけ（ガスコンロの裏だけ）壁をつけた。

夫の生い立ち

話は生い立ちに戻る。

夫はというと、これまた片付けが苦手なタイプである。実家も…控えめに言って汚めだった。

「結婚したら嫁であるあなたが家を綺麗にしなくちやいけないのよ！」

と脅されて育ってきた私からすると、綺麗ではない義実家は気が楽で、似た物夫婦だなと少しホッとした。

ただ、私とは全く違い、彼は片付け方が分からない。何をもって綺麗なのかが分からない。

生活感がない家の何がいいんだろう。何でウチの嫁は人を呼ぶ時こんなに必死になって片付けているんだろう。

そう思っているタイプ。

ただ、私よりも綺麗好きなのだ。

トイレ、お風呂場、洗面台。水回りは私よりも先に汚れに気付き掃除を始める。
玄関のタイルや外壁の汚れ、ベランダの砂埃は誰よりも気になるようで気付いたら高圧洗浄機で汚れを洗い流してくれる。

食器洗いは食洗機の洗浄力が気に入らないらしく、手洗い推奨。なんなら洗濯機の事もあんまり信用しておらず、自分の服は手洗いしている。

換気口のフィルターの掃除も、「やらないとダメでしょ〜」とツッコミながら、この間やってくれた。

“綺麗”の価値観の違い

こういう私達夫婦の綺麗の価値観の違いが露わになったのは家作りをしている時だった。
家作りをしていて、夫の衝撃発言を何度聞いたことか。

「リビングのこの収納いらないです。リビング広くして下さい♬」

…え？ちょっと待って。
じゃあ薬はどこに収納するの？？文房具は？重要な書類は？
「リビング収納は流石にいると思いますよ〜」と、設計士さんに説得して貰い、なんとか収納を確保できた。

彼には収納という概念がない。

「土間収納をロールカーテンで隠す必要ないです。」
おいおい。まてまて。隠さなかったら生活感丸出しよ？私達が土間の収納を常に綺麗にできると思うかい？

彼には生活感を隠そうという概念がない。

そこらへんから同じ片付けないでも全然価値観が違うという事に気づき始めた。

代わりに、トイレの便座と土台の間が洗いやすい方が良い、とか、浴室のエプロンの部分の掃除がしやすい方が良い、とか。
大手のメーカーの製品なんだし、そんなに不便なはずなくない〜？
と突っ込んでも、そういうのは妥協せずこだわっていた。

皆違う。

結婚するまで実家にいたはずなのに、両親と考え方が全く違う。
似た者夫婦だと思って結婚したのに、全く似ていなかった私達夫婦。

大人って皆それぞれ自分にとって居心地の良い価値観を持っている。それが正しいと疑わない。

マイホームを作ると各々がその価値観に合った家を作ろうとするから、本気で向き合えば向き合うほど衝突する。

二世帯住宅を作る時は大人4人以上で作るんだからもっと難しい。

そう考えると二世帯住宅が無事建つのって奇跡に近いんじゃないか…？
引越ししてから大きなトラブル、不満なく生活出来る事って凄い事なのではないか？

お金が安くなるシリーズが終わったら、平和に二世帯住宅を建てるシリーズを書いてみようかなと思う😊