一級建築士試験:構造力学入門講座 Part1(第1問から第5問までの問題と解答解説編)

はじめに

あなたは構造が苦手ですか?
それとも構造はかなり得意な方ですか?
私はかなり苦手でした。
過去問を解いてもさっぱり分かりませんでした。
ですが、試験当日には問題がすらすら解けている状態になっていなければなりません。
今、どんな状況にいようとも、本番では最高の状態でのぞまなければならないのです。
野球選手で有名なイチロー選手も言っていましたが、ヒットを打つには、毎日確実に当てるトレーニングをつむことだと。
確実に一つずつ当てることが出来るようになれば、本番でもきちんと当てることが出来るようになると言います。確実なものを積み上げること。一つが二つになり、二つが三つになり・・
そうすると、構造分野では、かなりの高い確率で満点近く取れるようになります。
たとえば、妻の美代子はこの勉強を繰り返したところ本番では25点満点中24点取ることが出来ました。
最初から出来たわけではありません。
はじめは一桁代からのスタートでした。
構造が得点出来るようになれば、一級建築士試験で他のライバルよりも優位に立てます。
学科試験本番の午前の分野で言えば、「法規」が満点近く取れる分野です。そして、午後は「構造」が満点近く取れる分野というように、点数を見込めるようになるのです。
満点を取ろうと肩に力を入れるのではなくて、普段から問題演習を積んでいれば、自然と取れるようになります。
ですが、高得点を目指すには、まず通過しなければならないのは、足きり点数を突破することです。
今の時点で、苦手だとすると、いきなり満点を取れるようにはなりません。なので、基本的なところからトレーニングが必要になるのです。

さっそく問題演習をはじめましょう!

解答解説と動画解説は有料版になります。

『問題1』のヒント:
骨組みの曲げモーメントを求める問題です。
『問題2』のヒント:
トラスの問題です。
『問題3』のヒント:
はりの曲げモーメントを求めます。
『問題4』のヒント:
トラスの問題です。
『問題5』のヒント:
不静定構造の問題です。
公式:m=n+s+r-2k
『問題6』のヒント:
曲げモーメント図を求める問題です。
曲げモーメントが生じないところはどこかを考えると選択肢が絞れます。
※この問題はスペースの関係上、選択肢は4つしかありません。

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