全国各地の面白い場所、建物×スケッチ 〜02 福島県須賀川市/須賀川市民交流センターtette〜

福島県須賀川市。戦国時代、江戸時代、明治時代に町中が大火に襲われても幾度と無く復興を果たしてきたこの地に、未曾有の災害である東日本大震災を経て、創造的復興を果たした複合的公共施設ができた。

須賀川をまっすぐ伸びる道沿いにこの建物が現れる。

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設計は、石本建築事務所+畝森泰行建築設計事務所。

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町とのつながりのある深い軒下空間。軒下には柱がおらず、広いスペースが無柱空間となっている。

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一歩施設内に入れば、敷地奥の道路まで見通しの効く空間が伸びていく。

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奥まで進むと長いスロープが現れる。

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このスロープは上階から吊られているだけで、軽やかな印象を持つ。

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公共空間には、各店舗ごとにモバイル店舗が構成されており、店の個性が周りに溢れ出る。

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上階の図書スペースにおいても、室内空間は多数の吹き抜けで構成されており、大きな空間を連続的に空間把握することができる。

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屋外にも多数の通路やテラスがあり、自由に歩き回るだけで楽しい印象。

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各テラスに隣接する外部との干渉空間。

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極寒の季節でも少し外を感じたい時など、気分転換のスペースとなる。

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展示模型。街中にあり、歩き回るだけでは全体像を把握することが難しいが、段々に構成されたテラスや、多くの吹き抜けなど、歩き回るだけでも楽しい施設である。

次回全体像をスケッチにて考察する。

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