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超実用:UCCコーヒープロフェッショナルドリップ実技の台本(笑)

ペーパードリップを用いた三投式によるコーヒー抽出


開始の挨拶


それではこれより、ペーパードリップを使った三投式によるコーヒーの抽出を行いたいと思います。

器具説明

まずコーヒーを淹れるための器具ですが、「ドリッパー」、コーヒーを受ける「サーバー」粉やお湯の量を測る「スケーラー」、そして「ペーパーフィルター」を使用します。
お湯は93℃のお湯を用意しました。一般的に92℃~96℃がコーヒーの酸味・甘み、苦味をバランスよく感じることができると言われていますので、今日は93℃で用意しました。
それから、コーヒーの粉ですが、中挽きで、一杯分12gを用意しています。

器具温める

抽出を開始する前に、器具をよく温めるためにお湯を注いでいきたいと思います。
せっかくいい温度帯のお湯を用意しても、器具が冷えていると実際に飲むときには10℃ほども温度が下がってしまうと言われています。ですので、よく器具とカップをあたためておきましょう。

フィルターセット

湯煎が終わったらフィルターをセットします。その時に、底面と側面を互い違いに折ることで、ドリッパーにピッタリと隙間なくセットができるようになります。

湯煎したお湯は捨てましょう!(超大事)


粉軽量

粉を12g測っていきます。コーヒーの粉を入れた時に山なりになったままですと、均一にお湯を注ぐことができないため、軽く2、3回揺すって平らにしてあげることで、まんべんなく均一にお湯を通すことができるようになります。
強く揺すったり、叩いたりすると、微粉が下に溜まってしまって、「雑味」の原因になりますので、軽く2、3回程度ゆすります。

蒸らし

では、実際に抽出を始めていきます。まず、蒸らしを行います。粉量に対して約倍量のお湯、今日は20ccを使って蒸らしを行います。低い位置から全体にお湯が行き渡るように注ぎます。この時に、必ず、粉だけにかかるようにします。フィルターにかかってしまうと、そこから抽出が始まってしまいます。
なぜ、蒸らしが大事かというところですが、コーヒーの粉にはガスが含まれています。それをお湯を通してあげてガスを抜いてあげることによって、コーヒーの粉にお湯の通りが良くなって、抽出効率があがり、コーヒーの美味しい成分をより抽出することができます。
今日の粉は約20秒くらいでガスが抜けます。コーヒーのコンディションに合わせて蒸らし時間も変えていきましょう。

一投目

1投目ですが、80ccを注いでいきます。中心に1円玉くらいの円を描くように注ぎます。

二投目

粉量が1/3くらいまで下がったら、2投目を40cc注ぎます。

三投目

3投目は1/6くらいの位置に来たら20ccを注ぎます。全体で160 ccのコーヒーを淹れていきます。抽出されるまで待ちましょう。

三投式の説明

なぜ、3投式なのかといいますと、何回かに分けて注ぐことによって、コーヒーの粉が層を作ってフィルターの役割をし、雑味やエグミをろ過して、濃厚でクリアな味わいのコーヒーを抽出することができるようになるからです。

ドリッパーの中を見せる

抽出が終わりました。ドリッパーの様子を見ていただきますと、中心に泡が乗っており、その周りをコーヒーの厚い壁ができているようになっています。これがフィルターとなって、濃厚なのにクリアな味わいのコーヒーを淹れることができます。

締めの挨拶

以上でペーパードリップによるコーヒー抽出を終わります。
ありがとうございました。

8分以内!


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