見出し画像

クリティカルシンキングを受講して

そう遠くない、近い将来MBAの取得を計画しています。グロービスでは科目のみを受講できる単科生というシステムがあり、今回はそのシステムを使い、学びをスタートしました。(ひとまず一昨日全日程が終わりました。)最初に受講した授業は「クリティカルシンキング」というものです。



今回は全6回の授業内容やディスカッション、親睦会(毎授業後に開催されている)、受講生同士の勉強会、そしてこの90日間を思い出しながら、まとめたいと思います。


「隠れた前提」の存在
人にはそれぞれ「他人にはわざわざ言わない前提がある」ということを初日のDAY1で聞き、確かに!とうなづくばかり。

自分の思考には癖がある、という気づき
6回の授業や課題では様々なワークを行い、それを受講生同士で授業中にシェアし、ディスカッションを行います。その際に、自分とは全く違う思考から異なる結論を導き出す受講生たちの思考に気づきます。それと同時に、自分がいつも同じ思考をしていることにも気が付きます。同じ思考から、同じような行動をとっていることがあったのでは?という振り返りから、いつもとは違う思考をしてみようと決意します。

しかしながら、いつもの自分とは違う思考をどうやってやるのか?という疑問がわいてきます。そんなときの助けになったのは間違いなく受講生のみなさんとのディスカッションです。異なる職業や様々な立場の方々、直面している問題や日々考えている課題、今後成し遂げたいことが違う皆さんと「同じテーマ」を取り扱う事によって、そういう考え方があるのか。。。と心と頭に刻まれます。自分の考えや取り組んだ課題を惜しみなく提供してくれた受講生の皆さんには感謝しかありません。

問題の意図を読み取れていない?
課題を行う時には気づかなかったが、実際の授業中に先生の説明や他の受講生の皆さんの発表を聞いている中で「自分はそもそも問題(質問)の意図を読み取れていないな」ということが多々ありました。

本質とはずれていること、自分が考えたいことを考えたい角度からのみ見ていることで、解決策までたどり着けないことがありました。これは経験が足りない、直面している課題が少ないということだけではなく、「問題とは何か?」「それはそもそも問題なのか?」という問いかけが自分には足りていなかったことへの気づきにもなりました。

疑問に思わない事。それはそれで良いんじゃない?
授業中は、急にワークがはじまります。「では、これを見て何を思いますか?(本当はもっと具体的な質問)」その時に、殆どのケースで「何が問題なんだろう?別にこれはこれでいいんじゃないかな?」ということが多々ありました。そして、他の参加者の皆さんの発表を聞いていても「それは問題なのか?」「そういうこともあるんじゃ?」という気持ちのまま授業を受けていることもありました。しかし、

それはそれで良いんじゃない?では済まない事
もあるな、と後半でようやく気付いてきました。つまり、ここにも「違って当たり前だし、それはそれでいいでしょ」という自分の思考のクセがあり、それが邪魔をしていることに気づきました。「今それをここで言ったら話は終わりでしょ」ということ。問題解決に向かうために、それはそれで良いんじゃない?というスタンスではなく、問題に向き合う姿勢として何が大切なのか?それが問題だった場合、どういう未来が起こるのかの想像ができていないということだったんだなと思いました。


食らいつく。
この6回の授業と課題は非常に頭を使いました。「何がわからないかもわからない」状態から「何がわからないかが少しはわかるようになった、、かも」状態に90日後にはなりました。これは自分の中では非常に大きな一歩。授業や参加者の皆さんの思考スピードについていくのがやっとでした(笑)正直、楽しかったけど、しんどかった。
しかし、いかに自分が狭い世界で狭い物事に対して活動をしているのか(専門性ともいえるかもしれませんが)をより感じる機会になりました。途中、食らいつけない時も正直ありましたが、何とかここはふんばって食らいつく。そういう気持ちで毎回授業を受けていました。これからは食らいつく対象が目の前にあるわけではないので、自分自身で食らいつくことが大事になるなと思ってます。
 

最後の授業の後に先生から受講生への膨大なメッセージの中に以下のような一文がありました。

自分の能力の限界が、他者の役に立てる限界を決める

クリティカルシンキングを受講しようと思った動機は、「今問題を解決できていない自分が、少しでも問題を解決できる自分になる」ためでした。90日間の学びを常に振り返りながら、直面している問題、まだ表面化していない問題を解決して、世の中を良くしたいと思ってます。

1月からは「リーダーシップと組織行動」と「マーケティング」の授業がはじまります。楽しみやね!

サポートありがとうございます! これからもますますがんばります! うれしいです!