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スパイクの手入れと交換のタイミング!!

 今日は「スパイクの手入れと交換のタイミング」というテーマでお話させていただきます。
 サッカー初心者の方もたくさん読んでくださっていると思います。「こういう話を聞かせてください」というご意見をいただくこともあります。そんな中、「スパイクの手入れってどうしていますか?」「スパイクの交換のタイミングは、いつ頃がベストですか?」と聞かれることが多かったので、今回は「スパイクの手入れと交換のタイミング」についてお話をしたいと思います。
 
 「スパイクの手入れについて」ですが、これは「①土のグランドでサッカーをしている」のか「②芝生でサッカーをしている」のか「人工芝でサッカーをしている」のかで変わります。土のグランドや荒れた芝生であれば、トレーニングの後は、泥や砂がスパイクにこびり付きます。放置すると、汚れが固まります。これではスパイクが痛んでしまいます。
 毎回トレーニングが終わった後に、スパイクの手入れをしてください。「どうやるのか」についてですが、まずは泥や土を落とします。泥汚れに対しては、いきなりクリームなどを使うべきではありません。まずは濡れ雑巾などで拭いて、泥を落とします。雨の後などのピッチであれば、汚れもひどくなるでしょう。その時は水で外側だけを軽く流しながら、雑巾で泥を落とします。「泥を落とす」「汚れを残さない」ことが大切です。
 晴れた日、綺麗な天然芝や人工芝でサッカーをした後は、市販で販売している靴クリーナーで汚れを拭きとるのがおすすめです。クリーナーを使うのであれば、ぞうきんやブラシではなく、眼鏡拭きやスマホ画面拭きみたいな素材の布を使うことをおすすめします。これは意外と知られていませんが、新品に近い状態を保つことができます。

 スパイク交換のタイミングとも深く関わってくるお話をします。スパイクを履くときに必ず使う靴べらについても知っておいてほしいことがあります。靴べらには、「クッション性」や「グリップ力」がとても大切です。サッカーのパフォーマンスを高めることにつながってきます。同時に、怪我の予防にもなるのです。靴べらは、スパイクを履き続けていると擦り減ってきます。クッション性やグリップ力もなくなります。ですので、定期的に買い替えることをおすすめします。
 買い替えのタイミングは、母指球のあたりがへこんで固くなっていたり、かかとのあたりがつぶれてきたときです。迷わず交換することをおすすめします。思ってるより速いタイミングで交換が必要になります。

 最後に、スパイク買い替えのタイミングについてです。もちろん、お金と相談ですが、パフォーマンスだけで考えた時に、ほとんどの人が交換するタイミングを間違っています。裏のポイントがすり減った時や、ボロボロになってからでは遅いです。スパイクのポイントがすり減っていると滑ります。もはや「ポイントの無いスパイク」はスパイクシューズとは言えないです。

 スパイクは、使い続けていると、表面が固くなり、型崩れします。本来のスパイクの形で、「ポイントの位置」はバランスよく配置されています。型崩れした後の状態では、ポイントが機能せずに、踏み込みに問題が発生します。型崩れした状態では、アンバランスな位置にポイントあることになってしまいます。足首やひざの怪我につながります。
 これだけではありません。スパイク本体にもクッション性があります。靴べらを抜いた状態で、靴底を内側から押すと、それなりのクッション性を感じることができます。これも使い続けていると固くなっていきます。これも、怪我の危険性が高まるのです。
 「スパイクは、ポイントが減っていなければずっと使える」というわけではありません。スパイク交換のタイミングは、型崩れしてきたタイミングや、クッション性が無くなってきたタイミングがベストです。靴べらも、定期的に交換してください。怪我をしないようにするために、パフォーマンスを高めるために、とても大切です。ぜひ参考にしてください。
 
今日は「スパイクの手入れと交換のタイミング」というテーマでお話させていただきました。
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