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5月11日 五島列島 荒川観光~2019年春クルーズ(九州)

昨晩の居酒屋「さんさん」の飲み会で

「ここは買いもん不便じゃけん、福江まで乗せ取ちゃる」

の申し入れをしてくれた「養殖場網海中掃除人」(この地はマグロの養殖、海洋牧場のメッカ、あの有名な近畿大学のマグロ養殖場もここにある)のN氏の言葉に甘えて福江まで買い出しに行った。途中に立ち寄った「高浜海水浴場」のあまりの綺麗さに驚いてしまった。

N氏の仕事は魚養殖で使用している定置網ネットを定期的に清掃する仕事である。
専用のロボットを船上よりユニッククレーンで海中におろし、遠隔操作で海中にある網を掃除するのである。そのロボットを船に乗せ主に九州地区、五島列島を船で暮らしながら回っている。

その船の名は「第五大進丸」、船名とは違って船速は最大8ノットだそうである。場合によっては、200気圧のジェット水流ノズルを体に縛ってスパイダーマンの様に網にへばりついて網に着いた汚れ(貝殻、海藻等)を取るのだそうだ。

世の中には色々な専門職があるものだと感心してしまった。この歳になると、全く知らないことに出会うと妙に興奮してしまう。

「七嶽神社」、御祭神は奈良の春日大社御祭神、茨城の鹿島神宮と同様のタケミカヅチ(雷神、剣の神)聞くところによると平家の落武者の祟りを鎮めるために作られた神社の様だ。ちなみに、以下の事を思い出した。

「清盛の弟、平家盛は壇ノ浦の戦いの後、宇久島に上陸。土着の豪族を平定し、領主となり、宇久次郎有と名乗り鎌倉幕府から所領安堵、肥前の守任ぜられた。以降その八代目が福江島に移るまで200年当島において五島一円を勢力下に置いていた。朝鮮の役の時に宇久姓を五島と改めた。五島藩の発祥地は宇久島であり始祖は家盛である。」

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