見出し画像

4月30日 野間池~2019年春クルーズ(九州)

山川港で2日を過ごす予定だったが、出港予定日に強風波浪注意が出た為、安全を期して1日海況回復待ちして、本日、4月30日 8時20分に「野間池」に向けて出港した。

昨日の波浪の名残は無かったが、潮流による妙なうねりが発生しており 風が強くなれば、潮波と風波が合わさって難所になるであろう事は、容易に想像できた。

野間岬を交わしてからは追い波に変わった事もあって、2時間で到着した。幸いに予約していた「笠沙 恵比寿」の目の前浮桟橋が空いていた。

「山川港」で、会った「Tumbleweed(バリアント42)」は「枕崎港」から野間池に向かい、同じ桟橋に到着したが、空きスペースが無いので私の艇を桟橋トップに移動させて、彼等を向かえ入れた。

「野間池」で450Lの給油をした。
この地(南さつま市笠沙町)は地理的にも僻地、それに過疎化が加わり街力はかなり落ちているようで、食材等の調達には向かない。燃料もしかりで、今回泊まる「笠沙 恵比寿」のフロントに聞いてやっと「塩屋建設(株)石油部」なる名前を聞き出し、クルーズ出発前に事前照会して手配をした。

何しろ、この地迄片道15分かけてやってくるのである。450Lの給油でなければ採算的に来てもらえなかったかも知れない。

<野間池>
・陸電:×
・給水:○
・給油:△(塩屋建設(株)石油部)
 遠いため、少量の場合は来てくれない可能性もあり
 桟橋での給油は出来ないため、反対側の漁港浮桟橋を利用した
トイレ:○(笠沙恵比寿ホテル内)

さてさて、これまで故障とは無縁のわが艇であったが、4年目にして初めての故障が起きた。「静水ポンプ」が急に動かなくなったのである。担当してくれているトヨタマリンのO氏に電話して、ポンプの寿命が尽きたと仮判断して、交換ポンプを連休明けに入港する予定の「長崎サンセットマリーナ」に送ってもらい、そこで交換する事にした。

本社では、連休中の部品出しが出来ないので、他を当たってもらったらしく、只々頭が下がる次第。

写真のグリーンのタンクが静水タンク、右横にある筒状がポンプ、ドーム状がアクチュエータ(これはなかなか壊れないそうだ)その間は、ポリタンライフ、若い頃のセーリングクルーザー生活に戻ったようだ。これも余興と思って楽しむ事にしよう。

しかし、このポンプ1つで、シンク、シャワー、洗面所、ウォシュレットそしてアフトデッキの静水をカバーすると言うのは無理があると思う。

ポンプには稼働時間による構造的寿命があるのは理解したが、これだけのポンプ機能を1人で担えば寿命がすぐにきてしまうのでは無いか?
恐らく、設計者は私のように「船中泊しながら長期クルーズ」することは計算になかったと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?