人生を塩漬けにしている場合ではない
失敗が怖い。
挑戦に対して行動が止まる。
やりたくても、無理と思ってあきらめる。
いつか機会が来た時に考えるということで、放置する。
周りから変に思われたくないから、それをするのはやめておこう。
自分にはそんなことは出来るはずがないのだから、それには意味がない。
多くの言い訳と共に、行動しないことをどこまでも正当化する。
それによって、あきらめがまた一つ増えていく。
子供の頃の夢に溢れていたころ、何でもできると考えていた頃とは程遠い状態に陥っている。
なぜなら大人になるまでにこれらが積み重なりすぎてきたから。
大人になった段階で、どれほど多くのあきらめが蓄積しているのか。
さらに複雑に絡み合って、簡単に解きほぐすことは出来ない。
そして解きほぐして外す過程でも大きな痛みを伴うことも多い。
その結果解きほぐしたり外すことをあきらめて、完全に行動をしなくなる。
その結果が、人生を塩漬けにした状態。
人によっては感じるかもしれない。
人生を塩漬けにしていなどいない。
色々なことに挑戦して、毎日充実させている。
諦めたことなどない。
そう思いたいことも沢山あるかもしれない。
ただ、現段階で心に思い浮かんだことのうち、すべてが達成可能だと考えることはできているか。
少しでも無理だと合理的に考えるようになった段階で、それは塩漬けの始まりになる。
もちろん明確に無理なことをに対しては、早めに見切りをつけるという事もあっても良い。
そして、特定の物事に対して塩漬けしてあきらめることそのものは、決して悪いことではない。
というのも、そもそも時間は有限のものだから。
最も避けたいのはあきらめたことに未練がずっと残った状態であり、それが原因で関係のなさそうな他の様々な行動が妨げられること。
ひとつ止まることによって、より多くの事象がストップさせられる。
いつも行動しようとして何もできないのは、気が付かないところで行動を止める要因になっているキーとなる何かがあるから。
そのキーを認識すること、そして外すことが出来るかどうかで、人生全体における行動量とそれに対する満足度が大きく変わってくる。
いつでも自分の心に対して素直に行動すること。
そして他人に発言や目線に縛られないようにすること。
特に常識という名の罠には注意する事。
行動を止める要因になりそうな過去の出来事をことを手放すこと。
問題を解決するのも良し、解釈を自分の都合よく変えるのも良し、完全に忘却の彼方に放り込むのも良し。
失敗したことや痛いことを経験に対して、いつまでもうじうじとしている場合ではない。
本当にやりたいことや達成したいことを諦めて、真の望みを塩漬けにしている場合ではない。
悩んでいる間に過ごす1秒も、タイムリミット1秒前の1秒も同じ1秒。
出来るだけ悩む時間を最小限して、出来るだけ早めに行動する。
いいなと思ったことは、素直な気持ちで出来るだけ早めに取り組む。
それをどれほど積み重ねることが出来るかどうか。
今この瞬間こそが残りの人生で一番若いタイミング。
だからこそ、すぐに出来ることは出来るだけ早めに取り組んでいく。
1秒でも塩漬け期間を減らすために。
ありがとうございました。
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