元JW2世ケンジ

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  • エッセイ 元エホバの証人2世の書き散らし

  • コラム エホバの証人の聖書解釈について考える

最近の記事

エッセイー6. 論理的破綻を見ながらもエホバの証人を続ける思考パターン考察

エホバの証人について、検索すればいくらでも教理についての矛盾は出てくるし不誠実な対応もニュースから伺える。 論理的な破綻を見ながらもなぜ現役を続けるのか、考えられるパターンを細分化して考えようかなと思う。そもそもそういった情報を知らず、論理的破綻を見ずに純粋に信じている人や、論理的破綻を理解できない人については今回言及しない。 まず大きく2分類すると、教理を信じているのか信じていないのかに分けられると思う。まず論理的破綻をみて教理を信じていないにもかかわらず現役を続けるタイ

    • エッセイー5. 推奨(提案)という名の強制(指示)

      今日はJWにおける推奨(提案)という名の強制(指示)について考察したいと思う。 しばし、X(旧Twitter)で 脱JW 「過去にものみの塔協会からの虐待指示で被害が出ている!」 現JW 「ものみの塔協会はそんな指示していない!家庭(親)の問題だ!」 というような論争を目にするが、ものみの塔協会が発している情報はどちらにも共有されているのになぜこのような推奨(提案)なのか強制(指示)なのか論争が起こるのだろうか。その内容を考察したいと思う。 私の考察の結論から先に書く

      • エッセイー4. 元エホバの証人2世が持つ生きづらさ

        エホバの証人2世の被害について記事を書きたいと思う。 タイトルにも書いているがここで言及したいのは 「元エホバの証人2世が持つ生きづらさ」 についてです。 脱2世信者において精神病に至るまでもない、どことなく抱えている生きづらさであったり、しんどさ、憎しみについて分析したいと思う。 1- 幼少期のムチによる体罰 まずエホバの証人の教育方針の中で幼少期に形成される人格に大きな影響を及ぼしたのはムチによる体罰であることは間違いない。 まず体罰が正常に機能するときとしない時と

        • エッセイ-3. エホバの証人のムチ問題について

          最近(2023/2/28時点)エホバの証人の虐待問題がテレビ・新聞で取り上げられ、熱気を帯びてきているので、あくまで個人の一意見だがエホバの証人のムチの問題について記事が書きたくなったので書いてみる。 多くの方がツイッターで意見しているが、何を目的にこのムチ問題を取り上げるのかが重要だと考えている。 私が重要な目的だと思うのが「実態の告知(過去も現在も)」と「2世の信仰の自由の確保(いざとなった時の逃げ方の周知)」だ。 まず「実態の告知(過去も現在も)」について、 エホバ

        エッセイー6. 論理的破綻を見ながらもエホバの証人を続ける思考パターン考察

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        • エッセイ 元エホバの証人2世の書き散らし
          7本
        • コラム エホバの証人の聖書解釈について考える
          4本

        記事

          コラム-3. エホバの証人の祝い事の禁止、本当に聖書で求められていること?

          3個目のお題は ”エホバの証人の祝い事の禁止、本当に聖書で求められていること?” 今回は各種の祝い事についてです。 宗教2世で育ってきた方は祝い事についても禁止事項が多く、周りの友達との差に苦しんできた人も多いのではないでしょうか。この記事ではエホバの証人が教えている主な祝い事を中心に聖書的かどうかを考察したいと思います。 1.祝い事についてエホバの証人が教えていること エホバの証人の出版物である「神にずっと愛されるために」という書籍の中の13章で各種の祝い事について言及さ

          コラム-3. エホバの証人の祝い事の禁止、本当に聖書で求められていること?

          エッセイ-2. 宗教2世のサンクコストの呪縛

          今回は宗教2世が抱えるサンクコストの呪縛について考えたいと思います。 サンクコスト効果って何かご存じですか? 例え話ですが、あなたは2000円弱のお金を支払って映画を見に行ったとします。初めの数十分であまりのつまらなさにもう帰ろうかと思いますが、せっかくお金を払ったのだからと2時間の映画を全部見続けました。結局最後までつまらなくて何も得るものはありませんでした。 ここの 2000円弱のお金=サンクコスト で、 せっかくお金払ったのだから得るものがなくても2時間かけて見る

          エッセイ-2. 宗教2世のサンクコストの呪縛

          エッセイ-1. 元エホバの証人2世としての半生(自己紹介)

          こんにちはケンジです。 この記事では自己紹介も兼ねて自分のエホバの証人としての経験を書いていこうと思う。 1991年生まれの現在31歳。家族構成は3人兄弟の末っ子として生まれた。一番上に姉がいて真ん中に兄、そして自分。 父親は自営業を営んでいて、私が生まれた時にはすでに母親はエホバの証人で聖書の勉強を始めており、生まれた時からエホバの証人の教えを聞かされていた。父親は未信者だった。 兄弟3人ともエホバの証人の集会に引き連れられていて、物心つく頃にはエホバの証人の集まりの中

          エッセイ-1. 元エホバの証人2世としての半生(自己紹介)

          エッセイ-0. 元エホバの証人2世の書き散らし

          こんにちは、ケンジです。 noteを始めて、聖書解釈でエホバの証人の矛盾点を考察する記事をあげていますが、それとは別にエッセイとして自分の生い立ちや考えであったり、なんでも自由に書こうかなと考えてます。 聖書解釈のコラム記事では基本的には論理的に内容を組み立てて掲載しようと心がけていますが、このエッセイ記事ではどちらかというと感情論に重きを置いて、思ったことを気ままに書いていこうかなと。 なのでこちらは話口調で記事を書きます。その方が人となりも出るし、気楽に書けるかなって

          エッセイ-0. 元エホバの証人2世の書き散らし

          コラム-2. エホバの証人の輸血拒否、本当に聖書で求められていること?

          2個目のお題は ”エホバの証人の輸血拒否、本当に聖書で求められていること?” エホバの証人の名前を一気に広めた輸血問題を考えてみたいと思います。 エホバの証人ではない方も1985年に起こった大ちゃん事件についてはご存じの方も多いでしょう。事故で輸血が必要な我が子に対し信仰の理由から輸血を拒否して助からなかった話です。(詳細は検索すればいくらでも出てくるので割愛) エホバの証人は輸血拒否についても聖書に基づいた解釈としていますがそれがどのような内容なのか、エホバの証人の資料を用

          コラム-2. エホバの証人の輸血拒否、本当に聖書で求められていること?

          コラム-1.エホバの証人は自身への批判的な資料について読むべきか

           初めに掲げるお題として悩みましたが、 ”エホバの証人は自身への批判的な資料について読むべきか”  にしました。おそらくエホバの証人でない方が見られたら「いやいや賛否の両方を聞いてから判断すべきだから批判的な内容も知るべき、何を当たり前のことを言っているんだ」と考えると思いますがエホバの証人であれば自身への批判的な内容を含んだものであれば悪影響となるため推奨されていないのです。 とりわけ2世であればさらに批判的な内容は知識としてありません。1世の方であれば入信する前にある程度

          コラム-1.エホバの証人は自身への批判的な資料について読むべきか

          コラム-0.元エホバの証人2世による、現エホバの証人への聖書解釈を考える為のNOTEーまえがき

           初めまして。元JW(エホバの証人)2世のケンジと申します。 昨今の旧統一教会で宗教2世について何かと問題となっていますが、その中でエホバの証人の2世への問題も追及されて、ニュース等でエホバの証人の名前を聞くことも多くなったのではないでしょうか。  筆者も母親がエホバの証人1世で私は生まれてまもなくエホバの証人の集会に連れていかれるようになり、その中で聖書+エホバの証人の教本で勉強するようになりました。細かい自己紹介と離れるまでの経緯はまた別の記事で掲載したいと思います。

          コラム-0.元エホバの証人2世による、現エホバの証人への聖書解釈を考える為のNOTEーまえがき