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ヨーロッパで森林を学ぶ:森林学修士課程SUFONAMA留学記

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2011年から13年まで、EUが提供する国際修士課程プログラムErasmus Mundusの森林学の修士課程 Sustainable Forest and Nature Mana… もっと読む
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記事一覧

スウェーデンの国有林経営

何度か紹介した(IKEAの回、スウェーデン南部森林組合の回)のように、外部講師による講義が複…

スウェーデン南部森林組合の経営戦略

少し前に、IKEAと林業について、IKEAで働くフォレスターが講師となった特別講義の記事を書いた…

「ヨーロッパ林業」はなさそうだ

日本に住んでいた頃は、日本・アメリカ・ヨーロッパというカテゴリーわけで海外のことを考える…

森林学の国際修士プログラムEuroforester

僕が現在所属しているプログラムはSUFONAMAといいます。これはEU圏内で森林学の研究プログラム…

IKEAと林業

※注意※ 本記事は2012年8月に書いたものを再編集し、公開しています。 数値については、2011…

スウェーデンの大学院へ

9月より、スウェーデン最南部の都市マルメから10kmほど離れたキャンパスでの授業が始まり…

森林経済学サマースクール in スイス 体験記(その3)

◎プログラムの内容 月曜日:林産物とサービスの評価法(ヘドニック法、CVM等) 火曜日:森林管理に関してのモデリングと最適化 水曜日:フィールドツアー ダボスのWSL施設と保全林の見学 木曜日:森林経営における意思決定、リスク・不確実性・地球温暖化 金曜日:サプライチェーン論、市場行動論 以上が午前中のプログラム。 午後は参加した大学院生の研究内容プレゼン(水曜日を除く)。 森林科学の研究の今のはやりは、地球温暖化と生物多様性に関するもの。そういう分野に多くの

森林経済学サマースクール in スイス 体験記(その2)

◎NFZサマースクールとは? このサマースクール、正式にはNFZサマースクールといいます。NFZ…

森林経済学サマースクール in スイス 体験記(その1)

以前の記事で紹介した、スイス・マイエンフェルトで6月下旬の1週間にわたって開催されたサマ…

生き残った植物園

バンゴール大学の付属植物園 Treborth Botanic Garden の活動目的は、在来植物と小動物の保全…

ウェールズの防砂林

ウェールズ北部、ニューボロー地区に住む農民たちは、長年にわたって風砂による被害をこうむっ…

ウエールズの森林経営と環境保全

ウェールズのバンゴール大学(Bangor University)で行われた10日間の実習を終えて帰ってきま…

林冠を歩く

大学から徒歩5分の森の中に、林冠研究用に設置されたスカイウオークがある。今日は特別にそこ…

採種園と実験林

演習"Forestry in Germany"での最後の演習は、forest genetics講座主催のもの。採種園に初めて足を踏み入れたこと、そして、実験林での説明から森林の研究というのは本当に長い時間がかかるけれども、それをきちんと世代を超えて確実に実施していくことが大事なのだなあ、ということを実感できた。やはり現場を見るというのは勉強になります。 まず採種園。Seed orchardと英語ではいうのだけれど、これが採種園という訳語になることを記事を書きながら知ったぐら