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試行錯誤するのが好きらしい。良いらしい。

料理をしている姿を見て、ふと考えた。

なんども同じ料理を作るときに、このタイミングで具材を入れて、強火にして、仕上げるという流れがみえてくる。タイマーが切れる時間、そのピピピッという音が鳴るか鳴らないかの瞬間にストップを押して次の工程に進む。最適化をその都度行って効率的に。よりはやく、よりていねいに出来るように改善していくわけだ。

料理をする機会の最近多い僕は、そんなことをいつも考えながら食材を切ったり焼いたり、煮たりしている。集中しすぎて話を聞いていないこともしばしばある。よくないね。

試行錯誤するというのは、いいものだ。僕は料理に限らずそんなことばかりしていた。姿勢から、歩くスピード感、呼吸法の長短、少しずつ方法を変えながら調整して一番良さそうなものを探している。

試行錯誤の手前にはいつも「観察」がある。これを試そう、あれを試そうにも今がどんな状態なのかを知らないと先に進めない。これは暮らし全般に言えることだし、ビジネスでもそうだろう。

「PDCAサイクルを回そう」なんて言う。P(計画)、D(実行)、C(検証)、A(調整)のことだが、これにもはじめに「観察」がないといけない。ビジネスっぽく「現状分析」と言うだろうか。

試行錯誤が好きということは、「観察好き」かどうかがものをいう。それをしなければどこに車輪(サイクル)を回していけばいいのかもわからずに、どこに行くのかと迷走する。もっと見て感じたことを記録していこう。

先に進む動力は持っているのだから。


おわり

サポートは心の安らぎであり、楽しみである読書のために書籍代にしたいと思います。それをまた皆さんにおすそ分けできたら嬉しいです。