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31.南インドの旅:世界遺産ハンピで、巨石文化の神々に捕らえられる

 14世紀から16世紀に南インド全域を支配したヴィジャヤナガール王国の中心がハンピだ。ごろごろとした岩の転がる中にそびえるさまざまな背景の建築物は、我々の心を捕らえてやまない。


 たくさんの巡礼者に溢れるハンピの中心、ヴィルーパークシャ寺院。

 内面の装飾の緻密さ、バランス、完成度も圧倒的だ。

 聖なる象にも会うことができる。

 聖ならざるお猿もたくさんいる。

 15世紀に作られたヴィッタラ寺院はハンピ観光のハイライトだ。山車を型取った彫刻が印象的だ。

表紙の像は、ナラシンハの像と呼ばれ、ハンピのシンボル、ヴィシュヌ神の4番目の化身、獅子の頭が印象的だ。その目に捕らえられると、その場を動けなくなる。ぜひ前に立ってみて欲しい。

 ハンピは南インドのヒンズー王朝の絶世期を知ることができる、かけがえのない遺跡だ。ぜひ訪れ、その洗練された文化を体感して欲しい。


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