自殺願望は感情なのか、論理的思考なのか。

こんにちは、作業療法士 研貴です。
先日、体調を崩してしまい、久しぶりに自殺願望が出ていました。
今少しだけ回復しており、自殺願望ってなんなんだろう?とふと疑問に思ったので、考えてみることにしました。
私の記事を見る人はうつの方が多いので、この文章は気分を悪くしてしまう恐れがあるためご注意ください。
この記事はどちらかと言えばうつの方の家族や知り合い、仕事仲間の方に見ていただきたいです。

①自殺願望とはそもそもなんなのか?


私にとっての自殺願望は
・調子の悪さから逃げるために死ぬことを選びたいと思う気持ち。
・できない自分に対する苛立ち、できない自分を消すことで完全にしたい気持ち。
この2つがあります。
このほかの自殺願望がある人はいますかね?
推しキャラが尊くて死にたいとかいうのは置いといて。

②感情なのか?


私のあげたものの前者はおそらく感情と思われます。
ストレスに晒された時に人間は逃避という感情が起こると言われていて、その延長、その最大限と思われます。
これは適応障害だったり新型うつ病に見られるものと思われます。
そしてこの多くが世間一般からみて「甘え」とされるものです。
辛いことから逃げるために死を選びたい、死を選びたいくらいに辛い気持ちなんだという認識が世間一般に伝わらないからさらに辛い。
そんな気持ち、感情であると思います。

③論理的思考なのか?


後者はおそらく論理的思考と思っています。
人によっては全く理解できないかもしれません。
こちらは旧型?のうつ病に見られるものであり、うつ病は完璧主義であるパーソナリィから頑張りすぎてしまい、がんばっても埋められない不完全さに対して、自分が死ぬことで埋めようとする思考と思っています。
私はうつ病であることと、16の性格診断でINTPであることからこの思考になることが非常に多いです。
INTPの話になりますが、調子が悪いとできない自分を論理的思考で証明し、論理的に考えて世の中から排除したほうが合理的だと判断します。
そのため、自殺願望とは論理的思考であるといえると思います。

④結局どちらなのか


結局場合によると言えます。
前者と後者はどちらもありえることで、互いに「しにたい」といっても別の概念であると思います。
しかし、「しんじゃダメ!」という声かけは
前者は「まだ自分は辛い思いをしなきゃいけないのか」と言う思いに
後者は「しんではいけないこととしんだほうがいいことを論理的に考えた結果なのに、共感してくれないのか」と言う思いに
なので、自殺願望に対しては否定するのではなく、そんな思いになっているんだね。その背景には何があるんだろう?といった気持ちに寄り添って裏に何があるのかを把握し、そこを解決してあげる支援ができたらいいんじゃないかなと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?