全身タイツと筋膜つながり

全身タイツって知ってますか?

昔、バラエティー番組でやっていた「もじもじくん」が着ているアレです。


ボディラインにピッタリ密着の薄い素材で、
すっぽりつま先から頭まで包んでいるボディスーツですね。

全身タイツは、あなたの肩こりや腰痛、
さらに頭痛や眼の疲れまで説明するのにピッタリなんです。

なんのこっちゃ・・・???

昭和時代の身体運動家・野口三千三氏は

「人間は水の入った一枚の革袋」と表現しました。

身体の各パーツはバラバラではなく
全部つながっているという思想を表現した言葉です。

今でわかりやすく言うなら、全身タイツです。

靴下はいて、パンツはいて、シャツ着て、帽子かぶって・・・

・・・じゃなくて、

全部、つながっている全身タイツ。

足の部分の生地が固くなって伸びにくくなったら、
そこにつながっている腰、背中の生地は
足の方に引っ張られるので
タイツの中の腰は自由に動けなくなってしまいます。

ずっと前かがみでいたら前の部分の生地がゴワゴワに固くなって
胸を張った良い姿勢ができにくくなります。

全身タイツはとても伸縮性がある薄い素材ですが、
ジーンズのようにゴワゴワなものが
身体に密着していたら動きにくいのは想像できますよね。

パツパツの細いジーンズ履いたら正座できないのと同じです。

さて、人体の全身タイツは完全な一枚生地ではなく、
12枚の筋膜という生地から縫製されている、とイメージするのが

西洋医学のアナトミートレインという理論と
東洋医学の経絡、経筋という理論です。

両者の筋膜や経絡の走行は微妙に異なるのですが、ほぼ一致。

特にドンピシャなのが

アナトミートレインのSBLと呼ばれる筋膜つながりと
東洋医学の足の太陽経筋と呼ばれる経絡と筋肉のつながりです。

それは、ざっくり示すと

足の指先→ふくらはぎ→お尻→腰→背中→首の後→頭→おでこ→眼

というラインでつながっています。

なるほど、このライン上のどこかが
疲れなどで固くなったら、
その生地に引っ張られるように、
つながっているどこかの部位に不調が現れる・・・
・・・ってわけですね。

だから、施術のときに、肩こりがツライと言うお客様にも足の方からほぐし始めることもあります。あしからず・・・

経絡もみほぐし整体ゆるゆる
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