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システム・ツールは主役ではない

このnoteでは、医師や管理栄養士などさまざまな職種の人がそれぞれの視点から「健康経営」について情報発信をしています。

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こんにちは。業務設計士の佐近朱美です。

様々なツールが続々と生まれています。「SaaS」という形が今は一番増えているのではないでしょうか?

「SaaS」(Software as a Service:「サース」または「サーズ」)とは、ソフトウェアを利用者(クライアント)側に導入するのではなく、提供者(サーバー)側で稼働しているソフトウェアを、インターネット等のネットワーク経由で、利用者がサービスとして利用する状況を指します。

IT導入にも言えることなのですが、ITやツールを入れると、便利ではあるものの、このツールが主役になってしまうことが実は問題なんですよというお話です。


よく職場でこんなセリフ聞きませんか?

・それは〇〇システムを見ればわかります。
・〇〇システムから出力したらいいんです。
・〇〇システムを見てください。

さてここで質問です。

・そのシステムに入れるデータは、どういう手順で入れるのでしょうか?
・出力できる内容を把握できるものはありますか?
・システム変更するとなったら、あなたはどう対応しますか?

システムを主役にしているところで、この質問に答えられる人は非常に少ないのです。もしそのシステムが終わってしまったら、新しいシステムに入れ替えるとなったらと考えると、システムがブラックボックス化していることに気づきませんか?

今、続々と出ているSaaSが効果が薄いように見えたり、使いこなせてなかったりするのは、業務設計を行わなくても、表面上は仕事を進めることができるためです。それだけUIはとても考えられています。ただし、業務をどうまわしていくかという観点で見ると、抜け漏れがあるのも事実です。


会社全体の業務を俯瞰し、つなげる。どこにどんな機能や役割があり、どういったデータを蓄積・活用するのか、どうつなげるのかという観点で業務設計を行います。そのうえで、自社に必要な要素を持っている、風土に合っているツールを選んで、組み合わせていくことが大切なのです。


それをしないと、システムに人が合わせる形になり、効率悪いと思っても、使いにくいと思っても、改善がしづらく、結果、働きにくくなってしまう、ツール以外の方法も足して対応するなどと、仕事が増えてしまうことも往々にしてあるのです。

DX:デジタルトランスフォーメーションが叫ばれていますが、まずデジタル化を正しく理解し、業務設計・改善を行ったうえで、これらのツールを導入・活用していきましょう。


今回、「システムとツールの運用」についてお話しました。
”健康経営”に興味があるけど、何から取り組んだらよいのかわからない、という声をよく聞きます。

課題の把握と解決策の提示には企業経営、心身の健康面について幅広く熟知している必要がありますが、私たち多職種専門家チームなら可能です。
また、私たち多職種専門家チームなら、具体的な実践のポイントをお伝えできますし、制度や仕組みの構築、研修の実施まで行えます。

私たちは、”組織と個人が共に幸せをデザインする”ことをビジョンとし、
組織ごとの異なるニーズにカスタマイズした対応を行っています。

健康経営について相談したいという方は是非、ご相談ください。
▶︎ メール kenko.keiei.kyoto@gmail.com




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