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【#023】「新しいいのち」が始まった

健幸だった私が突然、癌と診断を受けたときに覚悟をしました。しかしそれは血尿を見た瞬間にできていたかもしれません。

その時、何をしたか。

もちろん家族やクリニックのこれからの事を考えました。

そうすると意外にも生き生きとして来たのです。

絶対に生きてやろう、死ぬまで生きて生きて、生き抜いてやろうという気持ちになりました。

何も知らない知人達は私がいつものように元気、いや、いつも以上に元気になっていると思っていたようです。

どうやら私は私自身の寿命に「いのち」を与えたようです。

それも「新しいいのち」が始まった実感でした。


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