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【#053】健幸づくりにもアート性を

私は60才の還暦までは働きづめでした。人生の余暇も考え、ようやく趣味を始めてみようと思いつきました。

そこで、様々なやりたい事をひとつひとつ試してみました。日本画、陶芸、料理など人から勧められたりしていました。

そして、私は私の最も苦手な料理を始めてみました。通い始めて2ヶ月経ち、家内から「一度、料理を家でしてみて」と言われ、食材を自分で購入、夕食を作りました。

まずくはなかったのですが、家内から「料理がいいんだけれど、やはり根本的なセンスがないのかなぁ」と言われました。どうも、私の食材や料理にこだわりがないことが大きな原因だったかもしれません。そして料理に3か月でギブアップしました。

そんな時、新聞記事で目に入ったのがキャレモジという書道でした。新しい理念に基づくインテリア文字でした。

試しに1回伺うと、先生もスタッフもやたらに私の字をほめてくれるので、私もついついその気になってしまい教室に通うことにしました。考えてみれば、先生もスタッフも生徒が欲しいからほめてくれたのだと思いましたが、その後もずっとほめてくれました。

だんだん私もそのきになってしまい、これも人と人との波長や気が合った思います。10年近く教室が閉じるまで続いて、作品をクリニックの中で飾っています。これが患者さんにも時々褒められます。

健康づくりにはアートが必要と最近ようやく言われ出しています。実はアート作品ではなく、外来そのものがアートなのです。

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