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英語圏短期留学を成功させる方法

この記事では、1ヶ月程度の短期語学留学の効果を最大限にする方法を真面目に考えてみます。短期での留学は意味があるかないか論争がインターネットで繰り広げられているように、語学力向上を目的とした短期留学の意義は非常に微妙です。実際に私もこれまでにアメリカ・オーストラリアで合計3ヶ月ほど語学留学を経験しましたが、正直あまり英語が上達しませんでした。そこで、短期留学の実情、自身の反省を踏まえ、もしもう一度短期留学を経験するとなったら私はどうするか、必勝法を探ってみました。短期留学の意義は置いておいて、とにかく語学力を上げるために留学先でするべきことをシェアします。(当時の筆者スペック:英検準一級、トイック950、アイエルツ7.0)

※この記事は成功体験記ではなく、あくまで失敗に基づく成功予測ですので内容の完全な保証は致しかねます。


短期留学の悪いところ(問題点)


1、短すぎる

期間が短すぎます。3ヶ月超えるくらいならまだしも、1ヶ月くらいでは普通にしてたら絶対に語学力は伸びません。ホームステイとか寮で英語使うから大丈夫?全く関係ないです。絶対的に時間が足りないことに気づくはずです。

2、授業の質

短期留学生たちは多くの場合、大学付属の語学学校私設の語学学校へ通うことになります。学校にもよりますが、これらの場所で多くの場合どのようなことが行われるかざっくり言うと、中高で学んだ英語授業が英語で行われます。文法、語彙のネイティブ解説から始まり、隣の人とコミュニケーションを取る。聞いた感じ良さそうですが、高校で英語の勉強を頑張った人には文法解説などが退屈に感じるかもしれません。(後述しますが私はカリキュラム選定を失敗し、「文法、語彙などは聞いたことある話ばかり。ニュアンスの違いについてくらいしか学びがないなー」なんて感じでした。)また、クラスメイトの質も保証されている訳ではありません。日本人ばかりとかやる気のない学生とか、モチベを保つのが大変な環境にもなり得ます。語学学校はお金さえ出せば誰でも入れるので仕方ないのですが、短期で真面目に取り組みたい人にとっては物足りなく感じるかもしれません。

3、周辺環境

上で少し書きましたが、留学で人気の英語圏都市にはだいたい日本人がいます。そして気づいたら私生活における日本語の割合が増えていきます。(恥ずかしながら自分がそうでした。)「日本人は話が合うし、色々教えてくれる。こっちからわざわざ無視するのも違うか、、」なんて思って軽い気持ちで付き合ってたら日本語ばかりになってた、という話はよく聞きますし自分にも心当たりがあります。

また、多くの場合日本人留学生がたくさんいる都市は発展しています。つまりだいたい生活には困らない環境で、言葉が通じなくてもなんとかなるくらい便利です。田舎では自分が動かないと得られない情報も、都会ではGoogleが全部教えてくれます。つまり便利すぎるのです。


短期留学の良いところ

ここまでネガキャンばかりでしたので、必勝法に入る前に短期留学の良いところを簡単にあげてみます。

①人脈作り:いろんな国の人と知り合いになれます。

②スケジュール:長期間でないので、休暇などを利用して気軽に留学を経験できます。

③英語学習のマンネリ打破:日本での英語学習に気詰まりを感じる方は、何か掴むきっかけになるかもです。(具体的には、アイエルツで高スコア取れるけどスピーキングがいまいち自信ない、など)基礎ががっちりできてるという前提がありますが、これが意外と無視できないと思います。

もっともっと良いところはありますが、本筋と離れてしまうのでこれくらいにしましょう。


超個人的短期留学必勝法

さあ問題点を踏まえ、短期留学必勝法を具体的に考えてみました!私が語学力向上のためにもう一度短期留学をするなら、、

1、日本人のいない学校を探す

日本人がいると意識しなくても日本語が増えてしまいます。そのために大学を選べるのであれば日本人が来ないような田舎の学校を探しましょう。この時に重要なのが留学エージェントを使わないことです。留学エージェントも商売です。効率的重視で同じ語学学校へ日本人を送るのでだいたい日本人の先人がいます。そんな事態を避けるためにエージェントを使わず大学の公式HPから問い合わせして申し込むのが良いでしょう。例えばですが、Missouri, language school, short term みたいな感じで適当に英語で検索してみればいくつか語学学校が見つかるんじゃないでしょうか。エージェントはあくまで仲介ですので、自分で見つけて学校に申し込むのは何ら問題ないです。申し込みフォームだったり問い合わせメアドだったりあるはずなので、言われる通りにやれば意外といけます。英語力高めたいのなら英語手続きわからないとか言わないで頑張ってみましょう。

まあ1ヶ月だしそんなことしてる暇が無い、そもそも英語で手続きするなんてレベルが高い、、なんて方もいると思いますが。

(短期だからこそ環境にこだわって自分でアレンジすべきなんですけどね。)

2、スピーキングに絞った(自分の目的に沿った)カリキュラムを探す

これは意外と大事です。高等教育を終えて大学へ入学した日本人学生はだいたい文法や語彙はできますし、語学留学する人の多くはスピーキングができるようになりたいと思っているはずです。ところがどっこい、語学学校へ行ってみたら一日の授業3コマのうちスピーキングの授業は1コマだけだった、なんてことはよくあります。(自分もそうでした。)そんな失敗をしないために、自分の目的に沿ったカリキュラムを探しましょう。アイエルツ集中講座みたいな、目的がはっきりとした物もいいと思います。実際に「アイエルツで全く話せないから1ヶ月フィリピンへ行って毎日3時間スピーキングクラスを受けてくる」と言ってスピーキング力を向上させた知り合いもいます。とにかく曖昧なコース名のものは避け、自分の目標にこだわってカリキュラムを探しましょう。ただでさえ短い留学期間、時間は限られているのでクラスの内容は慎重に選定するべきです。

3、自分より話せる人と会話する

ここまで環境を整えれば普通に短期留学するよりも効果はかなりあるはずですが、更にもう一押しして、ネイティブもしくはかなり喋れる人とつるむよう試みましょう。当たり前ですが、同じくらいのレベルの人と10分話すよりもネイティブの人と10分話す方が学ぶものは多くなります。授業で満足してしまいがちですが、学校でネイティブの人と話す機会は意外と多くありませんのでTinderでも何でも使って積極的に関わってみてください。簡単にネイティブと話せる環境こそが留学の強みなんですから。


最後に

以上、過去2回の経験・反省を踏まえた個人的短期留学必勝法でした。ネイティブレベルで英語の運用を目指すのでない限り環境を整えればある程度短期間でも効果は出るはずですし、アウトプットの場として短期留学は最高です。偉そうに長々語ってしまいましたが、私の後悔が少しでも誰かの役に経てば幸いです。

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