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ベロベロバー

ある日世界を大きな暗闇が覆い始めた。

最初は大きな雲か、もしかしたら隕石と
思い始めたが違った。

その大きなモノはドンドン地球に迫ってくる

地球が終わる。

全員がそう確信していた。

信じられないぐらいの大きさで間近に迫った時。

とうとうアメリカとかの調査団は、迫り来る巨大なモノに接近して、上陸した。

検査の結果、それは巨大なベロだという事が判明した。

何でベロなんだ。

何のベロなんだ。

そしてさらに研究が進められた。

地球にぶつかるギリギリの期限まで調査を急いだ結果、科学者の知性が覚醒した。

その大きなベロはアイシュタインのベロだという事が発覚した。

何でだ。

何でアインシュタインのベロが降ってくるのだ。

地球にぶつかるであろう直前の日、
人類はみんな諦めていた。
不思議な事に治安は乱れず、みんな手を取り合って暮らしていた。
最後の日だ。

その最中、ベロから包み込みような音が聞こえ始めた。

地球にいるとどこからでも聞こえてくるであろうその優しい音は、言葉のようなメッセージになって人に伝わっていった。

「あんまり相対性理論とか解き明かしすぎるな。不思議な事は不思議なままでいい」というメッセージだった。

これ以上に、この世界の真理を知りすぎると、知られる側の心理が恥ずかしいので、地球を消滅させにきたのだ。

今はアインシュタインのベロだけが襲来してきているけれど、
そのすぐ後ろには、
レオナルドダヴィンチのベロも迫ってきていた。

こうして、地球では無闇やたらの成長は撤廃された。

また無茶な事をしようモノなら、
孔子やブッダのベロが落ちてくるだろう。

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