【損失回避の心理💗】私たちは潜在的にリスク回避的である💦:行動経済学 No.11
行動経済学が最強の学問である🎊
経済学部に通う私も
いよいよ大学「学部」最終年になり
学問に全力を注ぐ時間も限られてきました👍
「知は力なり」という言葉を信じて
残りの大学生生活を満喫したいと思います!
学部レベルのマクロ経済学等は
個人的によく理解できたつもりです。
しかしながら、本当の経済の動向を理解すること、そしてビジネスで活かせる知性を会得するには、学部レベルの知識ではお話になりません😥
現実の経済データを、理論モデルと当てはめ
正しい計量手法によって実証分析できる力を醸成したら
きっと将来どこかで活躍できる人財になれる可能性を高めることに繋がると思います。
そのため、計量経済学の勉強にもトライし、現在も知見を深めていけるように努めています!
しかし、いくら数字や計量分析の知識を会得しても「数字を読みとく力」「非合理的な行動への対応力」「ビジネスへの応用力」が無ければ、この知識を有効活用することはできません…
だからこそ、私はこのタイミングで正しい行動経済学の知識や理論を会得しなければならないと自覚しました💦
なぜならば、実際の経済動向や政治と結びつけながら
応用できる能力がなければ
知識を持つ意義も小さくなってしまうからです💦
何事もアウトプット前提のインプットが
大事であると、noteで毎日発信してきました📣
これは、どのような内容で
あっても当てはまります👍
先行研究の論文を一概に読んでも
記憶に残っていなかったり
大切な観点を忘れてしまっていたりしたら
学習の進捗は滞ってしまうと思います!
だからこそ、この「note」をフル活用して
自分の知識を1%でも、定着させ
誰にでもわかりやすい解説をアウトプットできるように努めていきたいと思います。
以下では、私がこれから学習する
全世界で注目を集めている「行動経済学」について
アウトプットしていきたいと思います🔥
なお、本投稿作成における参考文献は以下の通りです
前回のお復習い📚
損失回避の概念:Loss Aversion💛
損失回避(Loss Aversion)は、行動経済学において重要な概念であり、主にダニエル・カーネマン(Daniel Kahneman)とアモス・テバーキ(Amos Tversky)による研究に基づいています。
これは、人々が損失を受けることを避ける傾向が強いというアイディアを指します。
損失回避:Loss Aversion
行動経済学は、人は損失を好まないという考えに根ざしています。
実際、人々は、ある経済的価値がマイナスである場合の経済的結果が、同じ金銭的価値があるがプラスである場合の感情的被害を上回るほど、損失を回避します。
たとえば、地面に落ちている 20ドル紙幣を見つけるよりも、20ドル紙幣をなくす方がはるかに強い否定的な感情を感じると感じる人もいます。
損失回避の概念に関する主なポイントは以下の通りです:
感情的な反応: 損失は感情的に強い影響を与えると考えられています。同じ金額の損失と得益がある場合、損失がより強く感じられ、人々はその損失を避けることを好む傾向があります。
リスク回避: 損失回避の影響を受けて、人々はリスクを避けることを好む傾向があります。不確実性やリスクを伴う選択よりも、確実性のある選択を好むことがあります。
損失と得益の不均等な評価: 行動経済学では、損失と得益が同じ額であっても、損失がより重要視されるとされています。この不均等な評価が意思決定に影響を与えます。
投資行動: 金融市場においても、投資家は損失を最小限にすることを優先し、損失を受け入れることを避ける傾向があります。これは、投資判断やポートフォリオの構築に影響を与えます。
損失回避の概念は、カーネマンとテバーキのプロスペクト理論(Prospect Theory)に基づいています。
この理論は、従来の利得と損失に対する人々の評価が一致しないことを説明し、感情や心理的な側面を考慮に入れて行動をモデル化するためのものです。
損失回避は、経済学の古典的な仮定を補完し、より現実的な人間の意思決定を理解するための貴重な概念となっています。
損失回避の概念を理解するために、以下は具体的な例を挙げてみましょう。
例: 投資と損失回避
仮想の投資家AとBが同じ金額の資金を投資すると考えます。彼らは同じリスクの投資機会を見つけ、それに投資することを検討しています。
投資家Aは利益を追求する姿勢が強く、将来的に得るであろう期待値が高いリターンがある投資機会を見つけました。
投資家Bは損失回避の傾向が強く、同じ期待値を持つ投資機会を見つけましたが、その機会は比較的低いリスクがあると評価されています。
ここで、投資家AとBが同じ金額を投資するとします。しかし、市場が変動して損失が発生した場合を考えてみましょう。
投資家A(利益志向): 彼は将来の高いリターンを期待しているが、市場が変動すると損失も大きくなる可能性があります。損失が発生すると、彼は期待していた利益を逃すことになりますが、それでも冷静に状況を評価し、損失を受け入れるかもしれません。
投資家B(損失回避志向): 彼は損失を最小限にするために低リスクの投資機会を選びました。しかし、市場が変動しても損失が発生する可能性があります。損失が発生すると、彼は損失回避の影響を受けて、その損失を避けるために将来の投資を控えるかもしれません。
この例では、同じ期待値を持つ投資機会でも、投資家の損失回避の度合いによって意思決定が異なることが示されています。損失回避の原則に従うと、投資家Bのようにリスクを最小限にすることが好まれる傾向があります。
総じて、損失回避(Loss Aversion)は、行動経済学や心理学において重要な概念の一つです。
この概念は、人々が損失を受けることを避ける傾向があるというアイディアに基づいています。
言い換えれば、同じ金額の損失と得益がある場合、損失がより強く感じられ、それによって人々の意思決定が影響を受けるとされています。
行動経済学を学ぶ意義について🔖
今、世界の名だたるトップ企業で「行動経済学を学んだ人材」の争奪戦が繰り広げられています!
この投稿は、参考資料からインプットした「主要理論」をアウトプットすることで、ビジネスパーソン必須の教養「行動経済学」を解説することにチャレンジしたいと思います🎊
本書によれば、ビジネスパーソンにとって行動経済学ほど「イケてる学問」はないと述べられています😍
現に世界のビジネス界では「行動経済学の影響力」はますます強まっています。
いま世界の名だたるトップ企業の間で「行動経済学を学んだ人材」の争奪戦が、頻繁に繰り広げられているそうです。
行動経済学の知見に富んだ1人の人材獲得に何千万円もの資金が動き、
企業には「行動経済学チーム」までできているそうですね👀
また、このようなビジネス界の要請を受けた世界のトップ大学が
次々と「行動経済学部」を新設し始めています!
MBAのように、多くのビジネスパーソンが
行動経済学を学びに集まっているとのことです👏
このようなトレンドを考慮したら、もはや行動経済学は、「ビジネスパーソンが最も身につけるべき教養」となっているといっても過言ではありません
しかし、行動経済学は新しい学問であるが故に、これまで体系化されてこなかったことも事実です!
用語や理論を一つ一つ丸暗記するしかなく、なかなか「本質」がつかめなかったことも事実でしょう💦
ここで、この投稿では、基礎知識をおさえた上で、本書からインプットした
「ナッジ理論」「プロスペクト理論」から「身体的認知」「アフェクト」「不確実性理論」「パワー・オブ・ビコーズ」まで「主要理論」をアウトプットすることで行動経済学を解説していくことにします🔥
What Is Behavioral Economics? Theories, Goals, and Applications
行動経済学とは何でしょう?
行動経済学は、個人や組織の経済的意思決定プロセスに関連する心理学の研究です
行動経済学は多くの場合、規範経済学(normative economics)と関連しています
この本では、心理学と経済学を活用して、人々が時折、非合理的な決定(irrational decisions)を下す理由、および人々の行動が経済モデルの予測に従わない理由とその仕組みを探ります📝
重要なポイントは以下の通りです📝
行動経済学は、人々が下す決定と、非合理的な選択が選ばれる理由を分析する心理学の研究です。
行動経済学は、限定された合理性、選択の構造、認知バイアス、群集心理の影響を受けます。
行動経済学は、フレーミングを含む多くの原則に基づいて作成されています
代表的な例は、ヒューリスティック、損失回避、サンクコストの誤謬などでしょうか。
企業は、商品の価格設定、コマーシャルの作成、および製品のパッケージ化に行動経済学の情報を使用します。
スターバックスの季節限定ドリンク、Amazon のライトニングセール、または「1つ買うと1つもらえる」 などといったプロモーションはすべて行動経済学に結びついていることがわかるのです📝
行動経済学を学ぶことが、ますます楽しみになってきたのではないでしょうか??💝
本日の解説は、以上とします📝
今後も様々な経済学理論集ならびに
社会課題に対する経済学的視点に基づく解説など
有意義な内容を発信できるように努めてまいりますので、何卒宜しくお願いします🥺
付録:私の卒論研究テーマについて🔖
私は「為替介入の実証分析」をテーマに
卒業論文を執筆しようと考えています📝
日本経済を考えたときに、為替レートによって
貿易取引や経常収支が変化したり
株や証券、債権といった金融資産の収益率が
変化したりと日本経済と為替レートとは
切っても切れない縁があるのです💝
(円💴だけに・・・)
経済ショックによって
為替レートが変化すると
その影響は私たちの生活に大きく影響します
だからこそ、為替レートの安定性を
担保するような為替介入はマクロ経済政策に
おいても非常に重要な意義を持っていると
推測しています
決して学部生が楽して執筆できる簡単なテーマを選択しているわけでは無いと信じています
ただ、この卒業論文をやり切ることが
私の学生生活の集大成となることは事実なので
最後までコツコツと取り組んで参ります🔥
おすすめマガジンのご紹介🔔
こちらに24卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです
改めて、就職活動は
本当に「ご縁」だと感じました🍀
だからこそ、ご縁を大切に
そして、選んだ道を正解にできるよう
これからも努力していきたいなと思います🔥
今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚
最後までご愛読いただき誠に有難うございました!
あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏
この投稿をみてくださった方が
ほんの小さな事でも学びがあった!
考え方の引き出しが増えた!
読書から学べることが多い!
などなど、プラスの収穫があったのであれば
大変嬉しく思いますし、投稿作成の冥利に尽きます!!
お気軽にコメント、いいね「スキ」💖
そして、お差し支えなければ
フォロー&シェアをお願いしたいです👍
今後とも何卒よろしくお願いいたします!
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